「歯磨き」がチーム再生の切り札に!? ヴォルフスブルク新監督が効果を説明

2017年10月21日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

厳しい練習を耐え抜くためにも、疲労回復は極めて重要なテーマ。

就任後の4試合で4分けと波に乗り切れない試合が続いているシュミット監督。悩めるヴォルフスブルクを浮上に導けるか。(C)Getty Images

 ブンデスリーガで予想外の苦戦を強いられているのが、ヴォルフスブルクだ。今夏はDFポール・フェルハーフ、MFイグナシオ・カマーチョ、FWディボック・オリギといった実力者を獲得するなど積極補強に動いたがその効果もほとんどなく、8節を消化した時点で14位に沈んでいる。
 
 昇格組のシュツットガルトに0-1で敗れた4節終了後には、アンドリース・ヨンカー監督を解任。その後任として前マインツ監督のマルティン・シュミットを招聘したものの、その後も4戦4分けと波に乗り切れない。
 
 そんな悩める指揮官には"秘策"があるという。その秘策とはなんと「歯磨き」。『キッカー』誌の取材にシュミット監督はこう答えている。
 
「人は疲れを感じると、体内で酸が発生する。酸は血液に入り、再生機能に影響を及ぼす。歯磨きはその酸の形成を抑える働きがあるんだ」
 
 そうした効果が見込めるため、ヴォルフスブルクの選手たちには練習と試合の後の歯磨きが義務付けられているという。シュミット監督はマインツ時代からハードなトレーニングを課すことで有名で、新天地のヴォルフスブルクでもフェリックス・マガト監督時代(07~08年)に導入された「苦しみの丘」と呼ばれる階段を使ったランニングメニューを復活させるなど、選手たちを徹底的に鍛えている。
 
 そうした激しい練習を耐え抜くためにも、疲労回復は極めて重要なテーマ。この「歯磨き」がチーム再生の切り札になるのか?
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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