クロアチアに仰天プラン! W杯プレーオフ突破ならアンチェロッティを招聘?

2017年10月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

ミラン、イタリア代表、レスターなどの噂もあるが…。

10月18日のチェルシー対ローマ戦を現地観戦したアンチェロッティ。その動向に注目が集まる。(C)Getty Images

 9月28日にバイエルン監督を解任されたカルロ・アンチェロッティは、現地時間10月18日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)第3節、チェルシー対ローマの一戦をスタンフォード・ブリッジで観戦した。
 
 フリーの名将が現場を訪れただけに、両チームとの関連も注目されるが、19日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、"裏"はないという。バカンスをロンドンで過ごしていたアンチェロッティが、古巣チェルシーと現役時代にプレーしたローマの直接対戦を観戦しただけだそうだ。
 
 バイエルンを追われた直後に古巣のミランやパリSGへの復帰を噂され、現在はジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督の手腕に疑問符が付けられているイタリア代表に加え、クレイグ・シェイクスピアを解任したレスターが招聘を夢見ているとも言われるアンチェロッティだが、本人は「今シーズンいっぱい休養を取る」と話している。だが、3度の欧州制覇をはじめとする数々のタイトルを獲得してきた当代屈指の指揮官だけに、引く手あまたなのは言うまでもない。
 
 ガゼッタ・デッロ・スポルト紙によれば、すでにアンチェロッティの元には誘いの連絡が届いたようだ。コンタクトを取ったのは、クラブチームではなく、ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフを控えているクロアチア代表だという。
 
 10月6日の欧州予選9節でフィンランドにホームで1-1と引き分け、グループ首位から陥落したクロアチアは、アンテ・チャチッチ前監督を電撃解任。後任のズラトコ・ダリッチ新監督のもとで最終節のウクライナ戦を制し、辛くもプレーオフ進出を果たした。
 
 プレーオフではダリッチ監督がこのまま指揮を執る予定だが、ガゼッタ・デッロ・スポルト紙によると、クロアチアは本大会出場を決めた場合、アンチェロッティにチームを任せるかもしれないという。同紙は、まだ条件面の話し合いはないとしつつ、W杯のためならアンチェロッティが報酬ディスカウントに応じる可能性もありえると伝えている。
 
 バイエルンでは一部主力との確執が騒がれたアンチェロッティだが、選手との関係構築やチームに調和をもたらすことには定評がある。マドリーで指導したルカ・モドリッチをはじめ、多くのタレントを抱えるクロアチアを率いるとなれば、「素晴らしい結果にたどり着くかもしれない」(ガゼッタ・デッロ・スポルト紙)。
 
 いずれにしても、まずはクロアチアがロシアへのチケットを手に入れることが前提だ。ギリシャとのプレーオフは第1レグが11月9日、第2レグが同12日に行なわれる。
 
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