カバーニがネイマールとの関係について「友人になる必要なんてない」ときっぱり

2017年10月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

週末には酒井のマルセイユとの大一番“ル・クラシケ”が

水曜日のCLアンデルレヒト戦でも1ゴールを挙げ、好調を維持するカバーニ。ネイマールのみならず、チームメイトとどう関わるかについて、持論を展開した。(C)Getty Images

 9月17日のリーグ・アン6節、リヨン戦で、PKキッカーを巡ってバトルを繰り広げたネイマールとエディンソン・カバーニ。騒動勃発から事態は二転三転、およそ1か月が経ち、すっかり落ち着いた印象を受ける。ウナイ・エメリ監督はどちらを第1キッカーとするかについていまだ明言を避けているが、9月30日の8節ボルドー戦(6-2で勝利)ではネイマールがすんなりと役割を担い、ゴールに叩き込んだ。
 
 そんななか、週末に控えたマルセイユとのフランス版ナショナル・ダービーを前に、カバーニがテレビ局『SFR Sport』のインタビューに応じ、同国メディアが「ペナルティーゲート」と名付けた騒動について語った。
 
「正直、ペナルティーの問題は終わった話だ。ああいったことはフットボールの世界では得てして起こるし、大事なのはチームとして問題解決に取り組み、しっかり前に進んでいけるかどうかだ。僕たち(パリ・サンジェルマン)はそれができている」
 
 そこで、取材者が質問する。ネイマールとの関係はどうなのかと。ウルグアイ代表ストライカーは、さらりとこう答えた。
 
「もちろんリスペクトしている。それは以前から変わらない。言っておきたいのは、我々はプロフェッショナルな集団だ。つねにチームはコンペティティブであるべきだし、個人的には、誰彼かまわずみんなが友人になる必要なんてない、家族のように慣れ合うものじゃないと考えている。大切なのはピッチ上でプロフェッショナルとして振る舞い、100%の力を出すこと。その外では、それぞれが生活を持ち、違った価値観の中で暮らしている。それだけのことさ」
 
 いかにも、孤高の点取り屋らしい見解だ。
 
 日曜日には、日本代表DF酒井宏樹を擁するマルセイユとの大一番を迎える。現在首位のパリSGに対して、南仏の宿敵は8ポイント差の4位。しかしここ4戦が3勝1分けと好調で、じわりと順位を上げてきた。
 
「どんな試合も重要だけど、マルセイユ戦はやはり格別だよね。この国の"ル・クラシケ"。クラブにとってもサポーターにとってもなにより勝利が求められるビッグマッチだ。毎回楽しみにしているよ」
 
 カバーニ、ネイマール、キリアン・エムバペの絶好調3トップに、強度が高まりつつあるマルセイユ守備陣がどう対峙するのか。右SBの酒井は彼らを阻止できるのか。PKをどちらが蹴るのかを含め、やはり注目度の高い一戦となりそうだ。
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