イタリアとスウェーデンの予選プレーオフは11月10、13日に開催! 13年前の「復讐」はなるか!?

2017年10月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

通算成績はイタリアが大きく勝ち越しているが…

イタリアを敗退に追い込んだイブラの劇的技巧弾。あれから13年、ツイッター等で多くのファンがこの件を取り上げ、リベンジの達成を願っている。ちなみにW杯予選での対決は今回が初だ。 (C) Getty Images

 10月17日にロシア・ワールドカップ欧州予選のプレーオフの組み合わせ抽選会が行なわれ、4つのカードが決定したが、後に各試合の日程(期日・試合開始時間)も以下の通りに発表されている。


◇11月9日
北アイルランド(19:45)スイス
クロアチア(20:45)ギリシャ
◇11月10
スウェーデン(20:45)イタリア
◇11月11
デンマーク(20:45)アイルランド
◇11月12
スイス(18:00)北アイルランド
ギリシャ(21:45)クロアチア
◇11月13
イタリア(20:45)スウェーデン
◇11月14
アイルランド(19:45)デンマーク
※日本との時差は、北アイルランドとアイルランドが-9時間。ギリシャが-7時間。それ以外は-8時間
 
 上記は現地時間。日本時間では、スイスのホームゲーム(11月13日・2時)以外は、いずれも翌日4時45分の開始となっている。
 
 最も熱いカードといわれているスウェーデンとイタリアの試合は、10日に前者のホームゲームが行なわれ、13日に運命のリターンマッチが行なわれる。
 
 両チームの対決は、Aマッチでは過去に多く行なわれており、通算成績はイタリア側から見て11勝6分け6敗となっているが、この数字が今回の対決の結果に何ら影響を与えることはない。優れたタレントを有した者同士の、拮抗した勝負となるのは必至である。
 
 イタリアでは、この対決が決まると同時に、多くの人々がEURO2004での苦い出来事を思い出したようだと、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
 
 ポルトガルで開催された同大会、イタリアはグループステージでデンマークに0-0で引き分けた後の2戦目でスウェーデンと対戦。前半にアントニオ・カッサーノのゴールで先制するも、85分にズラタン・イブラヒモビッチのテコンドー仕込み(?)のアクロバティック・ゴールで追い付かれた。
 
 この試合を1-1で終えてしまったことで、当該チーム同士の対戦成績のみ反映されるというルールにより、イタリアは最終戦のブルガリア戦に勝利しても、もうひとつのデンマーク対スウェーデン戦が2-2で終われば、3位でグループステージが決まることに……。
 
 そして迎えた最終節、イタリアはブルガリアを2-1で下したが、そんな彼らの元に届いたのは、スウェーデンが89分にゴールを挙げ、デンマークと2-2で引き分けたという報せだった。これについては「談合試合」の疑惑も浮上したが、両国ともにシロと判断され、イタリアはグループステージ敗退の憂き目に遭った。
 
 このこともあって、イタリア人のなかには今回のプレーオフを、格好の「復讐の場」と考えている者も少なくないようだ。

 ちなみに04年の対戦以降、両国は09年にチェゼーナでの親善試合、EURO2016で対戦し、いずれもイタリアが1-0で勝利している。後者は88分にエデルの決勝ゴールが決まる劇的な展開だった。
 
 果たして、"復讐"が果たされてスウェーデンが3大会連続の予選敗退となるか、あるいはイタリアが返り討ちに遭って1958年スウェーデン大会以来の悪夢を味わうのか!?
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