ポドルスキが“戦友”槙野とユニホーム交換。ACL準決勝を控える浦和にはエール

2017年10月15日 本田健介(サッカーダイジェスト)

マッチアップは実現せずともロッカールームで再会。

浦和戦にフル出場したポドルスキ。ピッチを自由に動き回り、味方にパスを送った。写真:川本 学

[J1リーグ29節]浦和1-1神戸/10月14日/埼玉
 
 1-1のドローに終わった浦和戦後、神戸のポドルスキは赤いユニホームを肩に掛けてミックスゾーンに現われた。

 
 ユニホームの背番号は「5」。代表戦での疲労からか、この日はベンチにも入らなかった槙野智章のものだった。2010年末から約1年、ケルンで共闘したふたりは念願のマッチアップこそ叶わなかったが、試合後にロッカールームで対面。ポドルスキは自らの10番のシャツを手渡し、槙野からも浦和のユニホームをプレゼントされたのだという。
 
 かつての戦友との再会に上機嫌だったポドルスキは「彼は後で僕らのバスに乗り込むらしいよ」と冗談を飛ばしながら、ACL準決勝の第2戦・上海上港戦を来週水曜日(10月18日)に控える浦和にエールも送った。
 
「(リーグ戦では)昨年よりポイントを取れていないようですが、(アジア)チャンピオンズリーグでは上のほうに来ています。チャンピオンになればJリーグにとっても良いことで、マーケティングになるはず。応援しています」
 
「いいチームを相手にいい試合をできて、勝点1を獲得できた」と、この日の神戸のパフォーマンスにも手応えを得ている様子だった元ドイツ代表FWは、終始笑顔を振りまきながらスタジアムを後にした。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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