【日本代表】「そこを曖昧にしてしまうと、本当に痛い目に遭う」。香川真司が抱く“ある危機感”

2017年10月11日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

ハイチ戦後のミックスゾーンで“12分近く”も…。

ハイチ戦後に“ひとつの決意”を示した香川。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[キリンチャレンジカップ2017]日本 3-3 ハイチ/10月10日/日産スタジアム
 
 なぜ思うように活躍できないのか。それを誰より、もどかしく感じているのは香川真司本人に違いない。ハイチ戦後のミックスゾーンで"12分近く"も記者の質問に対して丁寧に答えたのも、ある種の責任感があったからかもしれない。
 
 ハイチ戦での攻撃が全体的に上手く行かなかったこと、連動性がないこと、中盤の距離感についてなど複数の内容について語ってくれたが、なにより興味深かったのはヴァイッド・ハリルホジッチ監督との関係性についてだった。
 
 自身のプレーのクオリティを高め、これまで培ってきた経験を代表チームに還元しないといけないという使命感を示したうえで、彼は次のようにコメントしていた。
 
「4-3-3でのポジションはドルトムントでも長くやっているので、すごく感じることが自分自身ある。チーム、監督と話して、よりよいものにするために徹底的に話していかないといけない。
 
 そこを曖昧にしてしまうと、本当に痛い目に遭う。今回も監督とは話をしました。選手同士もそうですけど、監督ともっと分かり合わないと。そのあたりの温度差というか、(いろんなものを)突き詰めていかないといけない」
 
 ハリルホジッチ監督の下でロシア・ワールドカップを戦うというスタンスになった現状で、香川の言っていることは正しいだろう。ハイチとの引き分けをきっかけに監督と選手の距離がより近づき、チームとしてまとまることができれば、来年6月の本大会に希望を見出せるかもしれない。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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