W杯での「Wags帯同」をイングランド代表が容認! その理由は…

2017年10月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

選手の想いを知る指揮官の見解は?

これまで気をそらさないためにと多くの指揮官が選手と妻や恋人との再会を断ってきたが、サウスゲイトの考えは異なるようだ。(写真はウィルシェアの恋人) (C) Getty Images

 今週末の国内リーグ戦を終えると、ヨーロッパでは各国代表選手たちがワールドカップ予選の最終節に臨む。欧州予選グループFで首位に立つイングランド代表は、本大会出場が目前だ。
 
 もちろん、指揮官のガレス・サウスゲイトを筆頭に、チームは予選突破を決めることに集中しているだろう。とはいえワールドカップ常連国ともなれば、本大会に向けた戦略が話題となるのも避けられない。そのひとつが、本大会開催期間中の選手と家族の過ごし方だ。
 
 妻や恋人、子どもとの面会を認めるべきなのか――。これは指揮官によって意見が分かれるところだ。真剣勝負の最中に家族との時間を過ごし、気勢が削がれることを危惧する監督もいれば、長丁場の大会を通じて常に気を張っているのは不可能だとし、選手にリラックスする時間が必要だと考える指揮官もいる。
 
 どうやらサウスゲイト監督は後者のようである。英紙『デイリー・メール』によると、同指揮官は、「家族には試合の翌日に選手たちに会うように勧めたい」と話したことを明かした。
 
「一部の選手たちにとっては、非常に重要なことなんだ。我々は、選手たちがリラックスできる環境を準備したいと思っている」
 
 自身も現役時代に3度のメジャートーナメント(EUROが2回、ワールドカップが1回)を経験するなど、選手の想いを良く知るサウスゲイトは、「生活に何もないと、泡のようになり、ちょっとしたことが想像以上に大きなことになってしまう。日常会話も大会やトレーニングのことだけになるんだ」と、大会中の気分転換は必須との見解を示した。
 
「選手たちがある程度ホテルから出ることができるなら素晴らしいことだ。だが、それは常に簡単なことというわけじゃない。出入りするたびに大きな注目を集めるし、周囲で潜んでいる人たちがいるからね」
 
 これまでも選手を軍隊のキャンプに参加させるなど、独特の発想でチームの手綱をさばいてきた指揮官の発言を聞く限り、イングランド代表のWAGs(Wives And Girlfriends)たちは、ロシアのホテルで愛するパートナーたちを癒し、鼓舞することができるようだ。
 
 自国開催の1966年以来、メジャー大会で優勝を手にしていないイングランドの選手たちは、愛する人の声援を力を結果につなげられるだろうか。
 
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