最大の決定機はバーに嫌われ…。エース・川又堅碁が口にした言葉は?

2017年10月01日 梶山大輔(サッカーダイジェスト)

「自分が決めていれば」と悔しさを滲ませた。

川又(右)はポストプレーで攻撃を牽引。守備も精力的にこなし、泥臭さを見せた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ28節]FC東京0-0磐田/9月30日(土)/味の素スタジアム
 
「わざと浮かせて、微調整して狙いました。あと20センチ下であれば入っていましたね」
 
 悔しさを滲ませながら川又堅碁が振り返ったのは、41分の決定機。中村俊輔のCKを胸でトラップし、左足でシュートを放つ。しかし、惜しくもクロスバーを直撃し、ゴールにはならなかった。
 
 試合を通して最大のチャンス。「守備はとても機能していました」と語ったように、磐田の守備は破綻する気配がなかった。それだけに思うところがあったのだろう。隣で取材に応じていた高橋祥平が守備について話をしていると——。
 
「自分が決めていれば勝っていたので。ただそれだけの話ですから。祥平は何も語る必要はない。以上です!」
 
 次節は清水との"静岡ダービー"。明るい性格で誰からも愛されるエースは、次こそゴールを決めてくれるだろう。去り際の背中には、「俺が決める」と書いてあるように見えた。
 
取材・文:梶山大輔(サッカーダイジェスト編集部)
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