「レッズはたったの3本だよ?」「本当にガッカリ」上海上港の指揮官が痛恨ドローに嘆き節

2017年09月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「まずは1点を奪って、彼らにプレッシャーを掛けたい」。

痛恨のドローに苦虫を噛んだヴィラス=ボアス監督。フルメンバーでの戦いが見込める第2レグに、期待を寄せた。(C)Getty Images

[ACL準決勝第1レグ]上海上港 1-1 浦和/9月27日/中国・上海体育場
 
 圧倒的にゲームを支配しながら、ホームでの第1レグは1-1のドローに終わった。
 
 試合後の記者会見場に現われた上海上港のポルトガル人指揮官、アンドレ・ヴィラス=ボアス。信じられないといった表情を浮かべながら、開口一番にこう切り出した。
 
「あれだけのチャンスを掴みながら勝ち切れなかった。我々が21本のシュートを放ったのに対し、レッズはたったの3本だ。本当にガッカリしている。オープンな展開にしてしまって、与えてはならないアウェーゴールまで許してしまった」
 
 とはいえ智将は、第2レグに向けて明るい展望を描いている。上海決戦は出場停止で3人の主力を起用できず、怪我人もいた。次戦が10月18日というインターバルも、上海上港に有利に働くと見ている。
 
「もう一度チーム全員で頭の中を整理して、しっかりリカバーしたいと思う。次は本当の意味でベストの布陣を組めるわけで、レッズとはグループリーグでも対戦しているから、あのアウェー(埼玉スタジアム)の雰囲気も経験済みだ。まずは敵地で1点を奪って、彼らにプレッシャーを掛けたい」
 
 今季の目標は、中国スーパーリーグ、中国FA杯、そしてアジア・チャンピオンズリーグの3冠。前人未到の大記録達成に向け、現在のチーム状態には満足しているという。
 
「準々決勝(広州恒大戦)の2試合は我々に多くの試練と学びをもたらし、成長させた。第1レグを4-0でモノにしながら、第2レグを1-5で落としたのだからね(PK戦で勝ち上がった)。確かに今夜、レッズはアドバンテージを握った。だが3週間後のゲームで勝利し、ファイナルに駒を進めるのはSIPG(上海上港の略称)だよ」
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