日本人欧州組の「採点」まとめ|公式戦2戦連発の岡崎慎司と中島翔哉の評価に明暗が…

2017年09月26日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

酒井宏樹は2試合連続で7点台をマーク。

2試合連続弾で存在感を発揮した岡崎(左)と中島(左)。ともに好調を維持しており、3戦連発に期待が高まる。(C)Getty Images

 ヨーロッパの主要リーグでプレーする日本人選手の採点を、ウェブサイト『WhoScored.com』のレーティングを基にまとめて紹介する。(10点満点で新聞や放送メディアなどの点数より全体的に高め)。
 
 9月19日のリーグカップに続いて、2試合連続でリバプールからゴールを奪ったレスターの岡崎慎司は6.79点。タッチ数が先発11人で最も少ない29回となかなかボールに絡めなかったこともあってか、得点を挙げた割にはやや低めの評価だった。
 
 好調マンチェスター・ユナイテッドと対戦したサウサンプトンの吉田麻也は、開幕からゴールを量産している強力攻撃陣を1点に抑えたものの、0-1で惜敗。今シーズン自己最低の6.28点に留まった。
 
 エイバルの乾貴士は、早々に2点のリードを許したこともあり、前半37分で屈辱の途中交代。チームもセルタに0-4と大敗し、当然ながら5.71点と厳しい評価となった。
 
 ブンデス組も軒並み点数は高くなかった。最高点は、マインツの武藤嘉紀で6.64点。ヘルタ・ベルリン戦で54分に決勝点となるPKを獲得したものの、前線で孤立する場面が目立ち、及第点止まりだった。一方、ヘルタ・ベルリンの原口元気は出番なしに終わっている。
 
 レバークーゼン戦でブンデスデビューを飾ったのが、ハンブルクのMF伊藤達哉だ。82分からピッチに立ち、中盤の左サイドでプレー。わずか10分ほどの出場時間でインパクトは残せず、レーティングは5.90点だった。今後の活躍に期待したい。
 
 チームメイトの酒井高徳は、今シーズン初めての先発フル出場。チームが0-3の完敗を喫したこともあり、6.45点と平凡な点数だった。
 
 一方、相変わらず好調を維持しているのが、マルセイユの酒井宏樹だ。トゥールーズ戦で右SBとしてスタメン出場を果たすと、守備では堅い守りで敵の左サイドを完全に封じ込め、攻撃では右ウイングのフロリアン・トバンとの息の合った連携から、度々チャンスを演出した。
 
 採点は7.66で、前節に続き7点台をマーク。同サイトが選ぶリーグ・アンのベスト11にも選ばれている。

次ページ結果を残したオランダ組や中島翔哉の評価は?

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事