中島翔哉、好スタートの要因は「仲間が受け入れてくれたこと」と地元メディアに語る

2017年09月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

自身のゴール、日常生活、今後の目標についても

自身の実力もさることながら、仲間、環境にも恵まれたことが、最高のスタート、充実の日々を生んだ。地元メディアも「恐れ知らず才能」「大きな注目を集めるに値する選手」と絶賛している。 (C) Getty Images

 9月22日(現地時間)、ポルトガル1部・リーガNOSの第7節でポルティモネンセは無敗のポルトに2-5の敗北を喫したが、中島翔哉は3点ビハインドで迎えた37分に技ありゴールを決めた。

 
 名手カシージャスを見事に破った中島。前節フェイレンセ戦に続いての得点であり、通算得点数は3となった。デビュー戦となった5節のベンフィカ戦でアシストを決め、続く2試合で連続得点と、初の海外挑戦は順調に進んでいる。
 
 そんな中島に、ポルトガルのスポーツ紙『O JOGO』がポルト戦の前にインタビューを行ない、日本からやって来た才能溢れる23歳の青年の様々な側面を紹介している。(電子版の9月21日付の記事より)
 
 ベンフィカ戦、フェイレンセ戦と結果を残したことで、これほどすぐに成功できると予想していたか? と聞かれると、「良いスタートを切り、早く適応できるよう願っていたが、それを可能にしたのは、チームが僕を受け入れてくれたこと。とても快適にプレーできている」と、仲間への感謝の言葉を述べている。
 
 ポルトガル・サッカーに素早く適応できたことにも、中島は「クラブの雰囲気も良く、チームメイトやクラブの関係者のおかげ」と語った。
 
 大きなインパクトを与えたフェイレンセ戦での2ゴールについては、「どんなゴールも嬉しいものだけど、ホームスタジアムで、ファンの前で決められたことで、より幸せな気分になれた」と喜びを表わし、「日本にいる多くの友人や家族からも祝福を受けた」と明かしている。
 
 話題は中島の日常生活にも広がり、まず言葉の問題については「チームメイトのリュウキ(亀倉龍希)が助けてくれるし、他のチームメイトもよく話しかけてくれたりして、勉強の手助けをしてくれる」という。
 
 プライベートでは一緒に暮らす夫人とペット(犬)と自宅で自由な時間を過ごしているという中島は、ポルティモネンセが所在するポルティモンについての印象を「まだ全ては知らないけど、素晴らしいビーチがある美しい街」と語っている。
 
「成長を遂げているクラブであり、構造も施設も素晴らしい」とポルティモネンセを称賛した中島は、今後の目標を聞かれて「クラブが掲げる目標の達成に貢献すること。個人としては可能な限り成長すること」を挙げた。
 
 試合ごとに、注目度がうなぎ上りとなっている中島。今後も、多くのスポットライトが当てられることだろう。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事