【浦和】殊勲のズラタンがドラマチックな夜を振り返る「いつも難しい道ばかり進もうとするね」

2017年09月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ピッチに入った時、済州との試合を思い出した」。

ピッチに投入されてから7分後、CKから豪快ヘッドを決めたズラタン。33歳の叩き上げはきっちり役割を全うした。(C)SOCCER DIGEST

 水曜夜、劇的な逆転劇で川崎フロンターレを下し、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の準決勝へと駒を進めた浦和レッズ。次なる相手は、フッキ、オスカール、エウケソンの強力ブラジル人トリオを抱え、智将アンドレ・ヴィラス=ボアスが率いる上海上港だ。
 
 激闘を終え、アジア・サッカー連盟(AFC)公式サイトの取材に応じたのが、浦和の元スロベニア代表FWズラタンだ。川崎との第2レグでは後半途中からピッチに登場し、柏木陽介のCKを豪快に頭で合わせて1ゴール。大どんでん返しにひと役買った。
 
「僕たちは多くのゴールを決めなければいけなかった。信じれば道は開ける、そういうことだよ。それにしても前回(ラウンド・オブ16の済州ユナイテッド戦)と言い、今回と言い、レッズはいつも難しい道ばかり進もうとするね。どんな状況でも僕たちは自分たちの力を信じている。だからこそこんなことがやってのけられるんだよ」
 
 この日も熱いサポーターの後押しが、チームを奮い立たせたと言う。
 
「ピッチに入った時、済州との試合を思い出した。スタートから点を取らなければいけないなかで、僕たちに勇気をくれたのはサポーターだ。今日も本当に助けられたよ」
 
 63分に投入される際は、堀孝史監督からどんな指示があったのか?
 
「ないよ、なにも。"点を取ってこい"だけだよ。僕とチームがなにをしなければいけないかは明確だし、だいたい急いでから、ゆっくり話す時間なんてないさ(笑)。監督とは普段から練習の時に、たっぷりコミュニケ―ションを取っているからね」

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