日本人欧州組の「採点」まとめ。初ゴールの武藤、勝利に貢献した柴崎の評価は?

2017年09月12日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

チームで2番目の高い評価。

3試合目で初得点を挙げた武藤(右)と日に日に存在感が増している柴崎(左)。今後の活躍に期待が高まる。(C)Getty Images

 ウェブサイト『WhoScored.com』が発表している個人採点をもとに、欧州で活躍する主な日本人選手の先週末の試合のレーティングをまとめて紹介する(新聞や放送メディアなどよりも全体的に点数は高め)。
 
 代表ウィーク明けということもあり、岡崎慎司(レスター)や吉田麻也(サウサンプトン)などレギュラー格の選手も出番がないなか、7.56点というハイスコアを叩き出したのが、マインツのFW武藤嘉紀だ。
 
 0-1で迎えた前半終了間際、左SBダニエル・ブロジンスキのクロスを難しい体勢から左足のハーフボレーでゴールに捻じ込み、待望のシーズン初ゴール。この同点弾が呼び水となり、後半に2点を奪ったマインツは、今シーズン初勝利を飾っている。
 
 ドイツの老舗サッカー雑誌『キッカー』が、「ホームスタジアムが熱狂のるつぼと化した。ムトウが目の覚めるような一撃を見舞ったのだ」と報じるなど、現地メディアも称賛する活躍を見せた武藤の採点は、チームで2番目の高得点だった。
 
 対照的にインパクトを残せなかったのが、ケルンのFW大迫勇也だ。2トップの一角として先発し、途中からボランチを担いながらフル出場。ボールには絡んだものの、肝心のシュートは1本のみで、シーズン初得点はお預けとなった。チームも開幕3連敗を喫し、6.15の低評価も仕方なしか。
 
 ヘタフェのMF柴崎岳には、これまでの2試合(いずれも6.43点)を上回る6.63点が付いた。日本代表のサウジアラビア戦(80分)から中2日という厳しい条件のなか、いつも通りセカンドトップで先発して63分までプレー。柔らかいタッチで度々ボールを収め、15分に巧みなキープからチームの初シュートを放つなど、小さくない存在感を発揮した。ゴールには絡めなかったとはいえ、初勝利(2-1)に貢献している。
 
 ヘーレンフェーンの中盤で不動のレギュラーの座を掴み、採点でもハイアベレージをマークしているのが、小林祐希だ。前節もここまで無敗だった強豪PSV撃破に貢献し、7.13点の高評価。王者フェイエノールトと並び無敗(2勝2分け)を維持するチームにあって、いまや不可欠な存在となっている。

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