「違うチームと当たりたかった」「バルサの幹部にはウンザリ」サッカー界の注目コメント集

2017年09月15日 遠藤孝輔

「またか」という思いが先に立ち…。

相性は悪くなく、手の内も知っているが、ドルトムントの主将シュメルツァーは度重なるR・マドリーとの対戦決定に「またか」とボヤいた。(C)Getty Images

≪注目コメント①≫
「たまには違うチームと当たりたかったよ」
発言者:マルセル・シュメルツァー(ドルトムント/ドイツ代表)

 ドルトムントのキャプテンがボヤいたのは、自身が何度も戦っているレアル・マドリーとのCL(チャンピオンズ・リーグ)グループステージでの再戦が決まったから。過去5シーズンは3勝3分け2敗と勝ち越しており、相手の手の内も知っているはず。ただ、やりやすさ云々ではなく、「またか」という思いが先に立ったようだ。


≪注目コメント②≫
「バルサの幹部にはウンザリだ」
発言者:ネイマール(パリ・サンジェルマン/ブラジル代表)

 入団早々に鮮烈なプレーで花の都を彩っているクラックが、古巣の首脳陣への感謝ではなく批判を展開した。「バルサではずっと幸せだった。でも、それは彼らのおかげじゃない。あのクラブに相応しくない人たちがいる」とバッサリ。先日、ユーベ時代の不満を述べたダニエウ・アウベスといい、パリSGの新顔による歯に衣着せぬ発言が止まらない。


≪注目コメント③≫
「金、日と違って、土曜はなかった!!」
発言者:サンドロ・シュバルツ(マインツ監督)

 マインツの新監督がお冠だ。その理由はハノーファーに敗れたブンデスリーガ開幕戦で、PKでもおかしくないプレーを見逃されたから。しかも、前日と翌日の試合ではビデオ判定により、同様のシーンで笛が吹かれていたにもかかわらず、自分たちのゲームではマシントラブルでリプレイの確認さえ実施されなかった。これでは怒るのも無理はないか。


≪注目コメント④≫
「われわれは常に言ってきた。誰に対してもドアを開けてあると」
発言者:ジュレン・ロペテギ(スペイン代表監督)

 ちょっとした移籍の成立よりも、インパクトは大きかったかもしれない。ダビド・ビジャ(ニューヨーク・シティ)のスペイン代表復帰だ。2年半前にMLS(メジャーリーグ・サッカー)へ活躍の場を移した35歳を「終わった選手」と見なす者は少なくないが、智将ロペテギの考えは違った。「所属先で素晴らしい働きを見せている」と現状を評価。ブラジル・ワールドカップ以来、3年ぶりに歴戦の勇士を表舞台に引き戻し、9月2日のイタリア戦では試合終盤の数分ながらもピッチに立たせている。

文:遠藤孝輔

※ワールドサッカーダイジェスト2017.09.21号より加筆・修正
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