西アジアで重大違反? AFCがW杯予選最終節を対象に「総力を挙げて調査中」

2017年09月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

副会長が「ウェスト・アジア・ゾーン」と明言。

AFCがW杯予選で規定違反があったと発表。なにについてか、どんなペナルティーになるのかなど詳細は明らかにされていない。(C)Getty Images

 調査対象となっているのは西アジア、中東エリアで開催されたゲームのようだ。
 
 水曜日、アジア・サッカー連盟(AFC)は公式ホームページ上でひとつの声明を発表した。前日9月5日に行なわれたロシア・ワールドカップ・アジア最終予選の最終節において、とある加盟国に重大な規約違反があったというのだ。FIFAをはじめ該当するサッカー協会、マッチコミッショナーなどから情報を集めているとした。
 
 違反内容は明らかにされていないが、同記事には「AFCはあらゆる政治的、宗教的事象に対して中立である」「各国協会は政治的中立性を保たなければいけない」との規約が明記されており、このカテゴリーでの抵触行為を調査中と見られる。
 
 そして翌木曜日、事態は進展。AFCのプラテル・パフテル副会長がコメントを発表し、調査対象が「ウェスト・アジア・ゾーン」であると明言した。西アジア、中東地域だ。
 
「AFCの沽券に関わる重要な問題だ。我々にはピッチ上のルールだけでなく、テレビ放映権やスポンサーなど守るべき多くの権利がある。先ほど会長(シャイフ・サルマン・ビン・エブラヒム・アルハリファ)から要請を受け、総力を挙げて調査中だ。西アジアゾーンで起こった事象に対して裁定を下すことになる」
 
 それが中東の代表チームを指すのか、中東で行なわれた「サウジアラビア対日本」「イラン対シリア」「イラク対UAE」「カタール対中国」のいずれかのカードを意味するのかは、依然明確にされていない。

次ページ騒動を起こしたイラン代表は、対象選手が2戦連続スタメン出場。

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