【日本代表】井手口陽介は猛省モード全開「何をするにしてもバラバラだった」

2017年09月06日 サッカーダイジェスト編集部

13分にはミドルシュートを放ったものの…。

オーストラリア戦で鮮烈ゴールを決めた井手口も、サウジアラビア戦は不発。チームを勝利に導けなかった。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

[ロシアW杯アジア最終予選]サウジアラビア1-0日本/9月5日/キング・アブドゥラー・スポーツ・シティー
 
 前節のオーストラリア戦で見事な決勝ゴールを奪って、特大のインパクトを残した井手口陽介だが、この日はヒーローになれなかった。

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 巧みなキープから好パスを連発し、13分にはペナルティエリア手前からミドルシュートを放ったものの、得点は奪えず。チームを勝利に導くことはできなかった。
 
 試合後、井手口は「まだまだクオリティが低い。最後の精度も上げる必要があるし、決定的な仕事ができるようにしていきたいです」と悔しさを露わにした。
 
 敗因のひとつは、サウジアラビアの環境だろう。井手口は「環境といい気候といい、自分もそうだし、チームもしんどかった」とその過酷さを振り返り、「90分を通してはプレスにいくのは無理だったし、結局いかんという選択のほうが多かった。行くところと行かないところのメリハリをつけないといけなかった。もっと自分が相手のボランチに寄せられたら、自由を与えてなかったんじゃないかなと思う」と反省する。
 
 さらに周囲とのコミュニケーションについても、「蹴るんだったら、中盤全体でセカンドボールを拾わないといけない。今日は何をするにしてもバラバラだった」と話した。

「もっと要求していかないといけないと思うし、互いに求め合える関係を築ければ一番良いかな」と連係面の課題を感じている。
 
 猛省モード全開の井手口だが、個人としてこの2連戦で得たものは大きい。「自信を持ってやれば通用するというのは分かった」と確かな手応えを口にした。

 課題は少なくない。それでも急激に存在感を増す若武者の今後に注目したい。

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