韓国、薄氷の2位突破。決定機を外しまくるも、アウェーでウズベクと0-0ドロー

2017年09月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

ベテランのイ・ドングクも終了間際のチャンスを逃す。

韓国のエース、ソン・フンミンはポストを叩く惜しいシュートも放ったがゴールは奪えなかった。(C)Getty Images

[ロシアW杯アジア最終予選]ウズベキスタン0-0韓国/9月5日/ウズベキスタン
 
 ロシアワールドカップ・アジア最終予選A組のウズベキスタン対韓国が現地5日(日本時間6日)にウズベキスタンで行なわれ、0-0の引き分けに終わった。この結果、韓国のロシアワールドカップ出場が決まった。
 
 前半はウズベキスタンが優勢に試合を進めた。ホームチームは、最終ラインでボールをつなぎつつ、サイドバックを高い位置に上げてサイドから攻撃を展開。特に右からのアタックが効果的で、何度か相手陣内深くまで持ち込み、ゴールの匂いがするクロスを供給した。
 
 また、20分にはボランチのハイダロフが強烈なミドルを放ち、ポストを直撃するビッグチャンスも作った。
 
 対する韓国は、水際で相手の攻撃を防ぎつつ、セットプレーを軸に反撃を狙う。29分にはCKからチャン・ヒョンスがフリーで合わせるが、キックミスでゴールならず。

 そのチャン・ヒョンスは43分に負傷交代でピッチを退くも、前半終了間際の45+1分にソン・フンミンがエリア内の角度のないところからシュートを放ち、あわやゴールかという場面を作った。
 
 後半に入ると、勝利が必要なウズベキスタンが、51分にラシドフ、さらに57分にゲインリフと攻撃的な選手を投入する。しかし、次第に中盤の運動量が落ち始め、試合のペースは韓国に移っていった。
 
 攻撃にリズムが出始めた韓国は、左サイドバックのキム・ミヌが積極的にオーバーラップし、細かいパスワークでチャンスを創出。65分過ぎからは、相手のカウンタ―の芽を潰しながら攻め立て、86分には途中出場のイ・ドングクがバーに当たる決定的なヘディングシュート。89分にもイ・ドングクがGKとの1対1を迎えるが、いずれも決めきれない。

 直後にはウズベキスタンの反撃を受けてゴール前で危うい場面を迎えたが、なんとか相手のシュートミスに助けられた。結局、そのまま0-0で試合は終了した。

 この結果、韓国がA組2位で予選を突破。9大会連続10回目のワールドカップ出場を勝ち取った。なお、A組はイランが1位通過、3位のシリアがA組3位とのアジアプレーオフに回る。
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