【日本代表】そこに長谷部誠がいるだけで――“そういう存在”がもたらす安心感

2017年08月30日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「やることはたくさんある。多くのものを背負って戦いたい」

右膝の状態も「日に日に良くなっている」。絶大な存在感を放つ、長谷部が力強くチームを勝利に導く。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト編集部)

 心配されている右膝については、「問題ないです。日に日に良くなっているし、プレーしている最中も、そんなに気にすることなくできている」と言う。
 
 勝てばワールドカップ出場が決まるホームでのオーストラリア戦に、頼れるキャプテンが帰ってきた。右膝の負傷で今年の代表戦を欠場していた長谷部誠だが、この大一番に間に合わせてきた。
 
「とにかく明日は、仲間を信じてやるだけです。日本代表の強みである"チームのために"という想いが、みんなからひしひしと伝わってくる」
 
 代表キャップは104。日の丸を背負い、数多くの経験を積んできた。「良い意味で、今までよりはリラックスしている部分はあります」と、大きなプレッシャーのかかる試合に向けても、自然体でいられる。
 
 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督から「我々にとって重要な選手」と評される長谷部は、久々となる代表チームに何をもたらしてくれるのか。
 
「自分も若い時、先輩たちがいるだけで、その存在に安心感を覚えた時期もあった。今度は、そういう存在に自分がなっていればいい。やることはたくさんあると思いますけど、多くのものを背負って戦いたい」
 
"そういう存在"になっているのは間違いない。昌子源は次のように語る。
 
「この人についていけば、自然と正しい道を進んでいるんじゃないかと思わせる背中をしている」
 
 ロシアへと続く道を、キャプテン長谷部が力強く導いてくれるはずだ。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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