岡崎は見せ場なく3戦連発ならず…レスターはマンUに完敗

2017年08月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

岡崎も守備に参加して何とか耐えたレスターだが…。

この試合では守備に追われる時間が多かった岡崎だが、身体を張った懸命なプレーは光った。 (C) Getty Images

 現地時間8月26日、オールド・トラフォードでプレミアリーグ3節のマンチェスター・U対レスターが開催された。
 
 前節のブライトン戦では2-0とシーズン初勝利を飾ったレスター。敵地に乗り込んだこの試合もメンバーに変更はなく、2試合連続得点中の日本代表FW岡崎慎司は、ジェイミー・ヴァーディーと2トップを形成した。
 
 試合は序盤から開幕2試合連続4得点中と絶好調のマンチェスター・Uがボールをポゼッションして主導権を握る。そして、17分にロメル・ルカクが、18分にはポール・ポグバが、それぞれ相手ゴールに迫る惜しいシュートも放った。
 
 一方のレスターは、個々の能力で上回る相手を前に自陣深くまで押し込まれる時間帯が続いたものの、落ち着いた連携と守護神キャスパー・シュマイケルの好守でゴールを懸命に守る。
 
 30分以降、マンチェスター・Uのワンサイドゲームの様相を呈していくなかで、レスターは、岡崎やヴァーディーも守備に参加するなど、文字通りの全員守備で相手の猛攻を何とか耐え凌ぎ、前半は0-0で折り返す。
 
 前半でシュート13本、支配率69%を記録したマンチェスター・Uは、後半も積極的なプレーで、守勢に回るレスターを圧倒する。
 
 前半と同様に我慢強い守備を見せるレスターは、51分にダニー・シンプソンが自陣ペナルティーエリア内でハンドを犯してPKを献上してしまう。しかし、この窮地で守護神のシュマイケルが魅せる。キッカーを務めたルカクの強烈なショットを見事にストップしてみせたのだ。
 
 ピンチを脱したレスターだが、その後も得意のカウンターは鳴りを潜め、岡崎やヴァーディー、リャド・マハレズら攻撃陣に見せ場が訪れることはなかった。
 
 PK失敗などレスターの守備に手を焼いたマンチェスター・Uは、66分にマーカス・ラッシュフォードを投入して攻勢を強める。すると、この俊英FWが均衡を破る。
 
 70分、右CKをボックス内中央で待っていたラッシュフォードがボレーで流し込んでネットを揺らしたのだ。
 
 ジョゼ・モウリーニョ監督の選手起用が的中して先手を取ったマンチェスター・Uは、74分にマルアン・フェライニ、76分にジェシー・リンガードを投入して、失点を喫して前掛かりになるレスターをなおも翻弄。すると、再び途中出場のプレーヤーが結果を残す。
 
 82分、左サイドを抜け出したリンガードがカットインからシュートを放つと、これがゴール前のフェライニに当たってネットへと吸い込まれたのだ。
 
 この試合を決定付けるベルギー代表MFの得点でレスターを突き放したマンチェスター・Uは、残り5分を切ったところで不用意な攻めを見せることなくボールをキープ。巧みに時間を消化させた。
 
 結局、最後までホームチームが主導権を握り続けた試合は2-0で終了。マンチェスター・Uが、プレミアリーグ開幕3連勝を飾った。

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