【浦和】Jデビューを飾ったマウリシオ。去就に揺れる中島へは異例のアドバイス!?

2017年08月20日 本田健介(サッカーダイジェスト)

リーグ戦の初陣でまずまずのパフォーマンス。

FC東京戦でJデビューを飾ったマウリシオ。周囲との連係も悪くなかった。写真:山崎 賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J123節]浦和2-1FC東京/8月19日/埼玉
 
 堀孝史新体制で初の連勝となったFC東京戦で、浦和の新助っ人・マウリシオがJリーグデビューを飾った。3バックの中央に入ったブラジリアンは、鋭い読みと力強い守備で大久保嘉人、ピーター・ウタカらを擁するFC東京の攻撃陣に対応。正確なフィードも見せ、前線にボールを供給した。
 
 前半に1点は失ったものの、まずまずの初陣だったと言えるだろう。
 
 本人も「まずは勝点3が取れて良かった。悪かった部分もあったが、結果が出てなにより」と、胸を撫でおろしていた。
 
 そんなマウリシオの加入を柏木陽介も歓迎する。
 
「マウリシオが入ったことでボールが落ち着いた。真ん中に良いパスを入れてくれるし、運びながらつないでもくれる。守備のところもしっかりガツンとやってくれた」
 
 合流して間もないが、周囲に大きな影響を与えているようだ。
 
 また、浦和へ加入する前に自身が所属していたポルトガルのポルティモネンセについて話題が移ると、同クラブへの移籍が噂される中島翔哉へアドバイスを送った。
 
「彼にとって良いキッカケになると思います。ポルティモネンセは非常に良いクラブで、これからもっと良くなるはずです。今まで日本の選手も所属していたことがあったので、(日本人を迎えるのは)初めての経験ではありません。だから、良い環境が待っているはずです」
 
 ポルティモネンセにはかつて金崎夢生(現・鹿島)が所属し、ストライカーとしての能力を磨いた。中島も移籍が実現すれば、点の取れるアタッカーとしてひと皮むける可能性はある。
 
「(中島は)良い選手。ヨーロッパのサッカーと日本のサッカーは多少、違いがあるので、まずはそういった違いに一日でも早く慣れるようにやっていけば良いんじゃないでしょうか」
 
 果たしてマウリシオのアドバイスは中島に届くのか。彼の去就も含めて注目だ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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