シャペコエンセの主将と元得点王が絶賛した浦和の選手とは?

2017年08月19日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

FWウェリントン・パウリスタはJリーグ入りを示唆!?

母が日本に住んでいたことがあるというシャペコエンセのウェリントン・パウリスタ。今回の来日でますます日本を気に入ってくれたそうだ。写真:徳原隆元

[スルガ銀行CS]浦和 1-0 シャペコエンセ/8月15日/埼玉
 
 シャペコエンセの主将としてチームを統率したDFグローリは浦和のプレーについて、「みんな長く一緒のメンバーでプレーしているだけあって、とてもコレクティブだった」と振り返っていた。また、印象に残った選手として、「10番の選手はとても良かった。テクニカルだったね」と、ボランチでフル出場した柏木陽介の名前を挙げていた。
 
 また、08年にコパ・ド・ブラジルの得点王にもなっているストライカーのウェリントン・パウリスタは、「浦和の10番(柏木)、9番(武藤雄樹)、21番(ズラタン)はとても良い選手だった。何より彼らの連係が素晴らしかった」と絶賛。同じブラジル出身の「マウリシオとラファエル・シルバも、印象に残るプレーをしていたよ。活躍してほしいね」とエールを送った。
 
 さらに、ウェリントン・パウリスタは日本との意外な接点を紹介。「今回、街中を歩いていて、たくさんの励ましの声をもらって嬉しかったし、日本は素晴らしい国だと感じた。実は母が以前に日本に住んでいたことがあって、日本の良さについていろいろ話は聞いていたからね。ぜひJリーグでプレーしたいよ」と、Jへの想いを熱く語っていた。
 
 33歳になるものの183センチ・82キロの体格を生かした強さと巧さを備えたアタックは、いまだにレベルが高い。ブラジル選手権で09年のクルゼイロ時代に14得点、13年のクリシューマ時代に11得点を決めるなど実績は十分だ。シャペコエンセの今後とともに、ブラジル人FWの動きにも注目していきたい。
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト)
協力:沢田啓明
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