「10番デビュー」のディバラが2発も、ユーベがラツィオとのスーパーカップで敗戦…

2017年08月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

最後の最後でドラマが待っていた。

ディバラ(手前)の2ゴールで一時は追い付いたユーベだが、最終的にはラツィオに逆転負けを喫した。(C)Getty Images

 現地時間8月13日、ローマのオリンピコでユベントス対ラツィオのイタリア・スーパーカップ2017が開催された。
 
 昨シーズンにセリエAとコッパ・イタリアを制したユーベは、ベルナルデスキやD・コスタ、デ・シリオという新戦力がベンチスタート。一方でコッパ・イタリア準優勝のラツィオは、リバプールから獲得したルーカス・レイバが先発した。
 
 序盤はユーベが勢いよく攻め込むも、徐々にラツィオも落ち着きを取り戻してほぼ互角の展開に。すると31分、速攻から抜け出したインモービレがGKブッフォンに倒されてPKを獲得。これをイタリア代表FWが自ら沈めて、先制に成功した。
 
 後半もラツィオがハードなプレスでユーベを封じ込み、試合の主導権を握る。すると54分、パローロのクロスからインモービレが頭で合わせ、追加点を決めた。
 
 直後にユーベはベナティアとクアドラードを下げて、デ・シリオとD・コスタを投入。これにより右サイドの攻撃に迫力が出ると、72分にはマンジュキッチを下げてベルナルデスキを送り込み、さらに攻勢を強めた。
 
 すると85分、ディバラがほぼ正面からの直接FKを見事に決めて1点を返す。背番号10を継承して初陣だったアルゼンチン代表FWが、いきなり結果を出した。
 
 さらに90分、A・サンドロがマルシッチに倒されてPKを獲得。これをディバラが冷静に沈めて、ユーベが土壇場で同点に追いついた。
 
 しかし、最後の最後にドラマが待っていた。ラツィオが93分、ルカクが左サイドを抉ってクロスを上げ、途中出場のムルジャが押し込んで勝ち越したのだ。
 
 ロスタイムの後このまま3-2で試合は終了し、ラツィオが8年ぶり4回目のイタリア・スーパーカップ制覇。セリエA7連覇を狙うユーベは、シーズン最初の公式戦で黒星を喫した。
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