モウリーニョが「ベイル獲得」の可能性を認める。その条件とは?

2017年08月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

ベイル本人もイングランド復帰を検討とも。

モウリーニョ(左)はベイル(右)への関心を認める。UEFAスーパーカップに注目が集まる。(C)Getty Images

 ヨーロッパリーグ王者のマンチェスター・ユナイテッドは現地時間8月8日、UEFAスーパーカップでチャンピオンズ・リーグ王者のレアル・マドリーと対戦する。マンチェスター・Uのジョゼ・モウリーニョ監督は前日会見で、R・マドリーのFWガレス・ベイルへの関心を認めた。
 
 モナコのキリアン・エムバペ獲得が注目されるR・マドリーは、一方で以前からベイルの去就にも注目が集まっている。ウェールズ代表FWはここ数年怪我に苦しみ、ピッチに立ってもパフォーマンスが冴えないからだ。最近は復活に向けて環境を変えるため、イングランド復帰を検討しているとの噂も絶えない。
 
 インテルのイバン・ペリシッチを狙っていたものの、交渉が難航したマンチェスター・Uは、以前からトップターゲットだったベイルへの再関心が噂されている。モウリーニョ監督は7日の会見で、ベイルが8日の試合に出場するかどうかで獲得に動くか見極めるとの考えを明かした。
 
 英紙『ガーディアン』によると、モウリーニョ監督は「彼が明日プレーするなら、ノー(獲得に動かない)ということになる。監督の構想に入っているということであり、彼自身もまたマドリーで続ける理由があるということだからだ」と述べている。
 
「彼がクラブのプランに入っておらず、別の選手が加わるというのであれば、それは彼が出口に向かっているということだ。私は彼を待ち、彼を望むほかの監督たちと争うだろう」
 
 一方、R・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は「私に言えるのは、ベイルはR・マドリーの選手ということだけだ」と、ベイルの出場や今後について明言を避けた。
 
「大事なのは、ベイルが元気だということだ。昨シーズンが終わったときは簡単じゃなかった。彼は怪我で約4か月も離脱したからね。今は元気で集中していると思う。我々にとって大事なのは、他の監督が言ったことではなく、明日の試合で何をするかということだけだ」
 
 今夏のマーケットでは、ネイマールがパリ・サンジェルマンに移籍し、バルセロナの「MSN」が"解散"。R・マドリーの「BBC」も、同じようにトリオ解消となるのか。8日の試合に大きな注目が集まる。
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