「アーセナルのファンだった?」チェルシー移籍のリュディガーはどう答えたのか

2017年08月08日 白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)

あえて正直に語り、フォローも忘れない。

7月中旬に来日していたリュディガー。チェルシー移籍でプレミアリーグに初挑戦する。写真:徳原隆元

 7月中旬に来日していたのが、アントニオ・リュディガーだ。その直前にローマからチェルシーへの移籍が決まっていたドイツ代表DFは、独占インタビュー(全文は『ワールドサッカーダイジェスト』最新号に掲載)で様々なことを語ってくれた。
 
「とても、とてもハッピーだ。だってチェルシーはビッグクラブだし、すごく素晴らしいクラブだからね」
 
 チェルシー移籍についてそう語ったリュディガーに途中、思い切った質問をぶつけてみた。
 
「子供の頃はアーセナル・ファンだったという話を聞きました。チェルシーと同じロンドンに本拠を置くクラブですが、本当ですか?」
 
 正直、機嫌を損なわれてもおかしくないクエスチョンだったかもしれない。しかし、リュディガーはニコリと笑いながら、「うん、小さい頃はそうだったね。否定はしないよ(笑)」とあっさり認めた。そして、こう続けた。
 
「でも、あくまでも子供の頃の話だし、今となってはあまり重要じゃないさ。僕らはプロフットボーラーだからね。今の僕はチェルシーのプレーヤーで、チェルシーに全てを捧げるつもりだ。だから、小さい頃にアーセナルのファンだったことはもう関係ないさ」
 
 その場しのぎでアーセナル・ファンだった過去を否定することもできたはずだし、そのほうがチェルシー・サポーターの心象は良かったかもしれない。しかし、あえて正直に語り、プロフェッショナルだから問題ないとフォローも忘れない。
 
 人間的に惹かれるグッドガイだった。
 
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
協力:ナイキジャパン
 
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