長友は「失敗」の部類に…インテル専門サイトが過去20年の左SBを評価

2017年08月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「成功」に分類されたのはわずか5人

2011年の加入以来、時には主役級の活躍を見せることもあった長友だが、トータルで見た場合、インテリスタを満足させるには至っていないということだろう。 (C) Getty Images

 イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などによると、インテルはニースのDFダウベルトの獲得が秒読み段階。ボーナス別の2000万ユーロ(約25億6000万円)という移籍金で合意したようだ。週明けにメディカルチェックを受けるといわれている。


 インテルが大金を払ってまで、ルチアーノ・スパレッティ監督が望んだダウベルトを獲得したのは、サイド強化が近年の課題だったからだ。
 
 リーグ・アンから加わるインテルのブラジル人SBといえば、逆サイドではあるが、元ブラジル代表DFのマイコンが思い出される。そのこともあって、インテルのサポーターはダウベルトに小さくない期待を寄せている。
 
 ただ、そういった「期待の新人」が活躍できなかった例は少なくはない。
 
 インテル専門サイト『passioneinter.com』は現地時間8月4日、過去20年におけるインテルの左SBを「成功」「失敗」「脇役」の3つのカテゴリーに分類。左サイドでプレーした数多くの選手のうち、「成功」に値した選手はわずか5選手だと記した。
 
 同サイトが高く評価したのは、ハビエル・サネッティ、ジュゼッペ・ファバッリ、ファビオ・グロッソ、マクスウェル、クリスティアン・キブの5選手。現在副会長のサネッティは、右サイドを主戦場としていたが、左サイドで起用された時も好パフォーマンスを披露したと評されている。
 
 一方で、「失敗」のカテゴリーには、12名もの選手が分類された。そのなかには、昨シーズンは特に厳しい批判を浴びた日本代表DFの長友佑都の名も……。また、長友とポジションを競ってきたダビデ・サントンやアルバロ・ペレイラも、ここに含まれている。
 
 他には、アレッサンドロ・ピストーネ、タリボ・ウェスト、ジウベルト・ダ・シウバ、グリゴリオス・ゲオルガトス、クリスティアン・パヌッチ、ヴラティスラフ・グレシュコ、フランチェスコ・ココ、ジェレミー・ブレシェ、セーザルといった選手たちが挙げられている。
 
 良くも悪くも影響がなかった「脇役」に選ばれたのは、マッシモ・タランティーノ、マウロ・ミラネーゼ、ファビオ・マチェッラーリ、ルカ・フランキーニ、ジョバンニ・パスクアーレ、ピエール・ウォメ、ドド、アレックス・テレス、セナ・ミアング、クリスティアン・アンサルディの10選手だった。
 
『passioneinter.com』は、マクスウェルやキブを最後に、インテルの左SBは「失敗」続きと評価しているようだ。はたしてダウベルトは、この流れを変えることができるだろうか。
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