【浦和】堀孝史新監督が就任。一問一答全文「本当の競争をしながら」

2017年07月31日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

「身体、心、戦う姿勢、そういったすべてで準備のできている人間と戦っていきたい」

戦う姿勢、そして準備――。堀孝史新監督は選手起用にはそういった点を重視する方針を示した。写真:サッカーダイジェスト

 成績低迷によるミハイロ・ペトロヴィッチ監督の解任に伴い、浦和レッズの新監督に就任した堀孝史氏。7月30日の練習後、報道陣の一問一答に答えた。その全文・概要をまとめた。
 
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――まず、就任にあたり抱負を。
 
「最初に一番伝えたいことは、2012年からのミシャさん(ペトロヴィッチ前監督の愛称)との5年半、一緒に様々な経験を積ませてもらい、多くのことを学ばせてもらい感謝している気持ちです。(解任は)当然自分にも責任があり、(ペトロヴィッチ監督)ひとりに責任を負わせてしまったことを申し訳なく思っています。昨日の試合(7月29日/19節・札幌戦、0-2で敗れる)のあとも、ミシャさんとここからどう順位を上げていくのか、そのことしか考えていませんでした」
 
「しかし(7月30日の)早朝、クラブのフロントから(ペトロヴィッチ前監督の解任についての)話があり、私は先ほどのように『ミシャさんと一緒に』との想いが強かったものの、『それは適わない。クラブが決断したこと。(監督が代わっても)クラブはここからも続いていかなければいけない』と言われました。元いた場所(リーグ首位、リーグ優勝を狙える順位)に戻れるように、少しのことでこうなってしまうので、這い上がれるように、選手と一緒にやっていきたいです」
 
「苦しい状況を乗り越えるためにも、本当の意味で競争しながら、身体、心、戦う姿勢、そういったすべてで準備のできている人間と戦っていきたい。そう選手にも伝えました。次の大宮戦(8月5日/埼玉スタジアム)に向けて、選手たちはやってくれると期待しています。やらなければいけない。スタッフとともにひとつの方向に持っていきたいです」
 
――ミシャ体制時のスタイルからどういった面を継続し、修正するのか?
 
「5年半をかけて沢山いいものを積み上げてきたなか、それをゼロにしてはもったいないこと。継承しつつ、1試合ずつ重ねながら見えてくる課題を克服して、選手たちと良い方向に進んで行きたいです」
 
――リーグワースト2位タイの36失点を喫しているが?
 

次ページ「ミシャさんの培ってきたスタイル、プラス自分の感じてきたことを落とし込んでいく」

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