チェルシーで「戦力外」のD・コスタ、祖国のビーチで孤独に…

2017年07月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

新天地へのプランは考えているのか?

昨シーズンの前半戦は手の付けられない活躍ぶりを披露したD・コスタ。しかし、コンテとの不和が噂されるようになった後半戦は明らかにトーンダウンしていた。 (C) Getty Images

 愛する古巣復帰を希望しているとされるチェルシーのスペイン代表FWジエゴ・コスタは、所属チームを離れてトレーニングを開始したようだ。現地時間7月26日に英紙『サン』が報じている。
 
 昨シーズンのチェルシーは2年ぶりのプレミアリーグ制覇を達成。年間30勝というプレミア史上初となる快挙を成し遂げたチームの圧倒的強さを支えていた一人が、D・コスタだったことは言うまでもないだろう。とりわけ前半戦は19試合で14ゴールと攻撃を牽引していた。
 
 そんなブラジル生まれのスペイン代表ストライカーは、今年5月に「監督は俺を信頼しちゃいない。来シーズンは頼りにしていないと言われた」と戦力外通告を受けたことを暴露。さらに名指しされた指揮官のアントニオ・コンテも、「(中国移籍を匂わせた)1月の時点でD・コスタの状況が明確になった。これはチーム、選手、代理人にとってクリアなものだ」と放出を示唆した。
 
 そしてチェルシーは、7月19日にR・マドリーからスペイン代表CFのアルバロ・モラタを獲得。D・コスタはプレシーズンツアーにも帯同せず、まさに戦力外扱いとなっている。
 
 そんなD・コスタは、7月16日に古巣アトレティコ・マドリーのユニホームを着て、友人とパーティーに興じるライブ動画で投稿。その動画に反応したチェルシーのチームメイトであるセスク・ファブレガスに対して、「コンテによろしく伝えといてくれ」と返答していた。
 
 そうした中でサン紙は7月26日、D・コスタが祖国ブラジルのビーチで個人トレーニングを開始したことを紹介。「D・コスタはスタンスフォード・ブリッジから遠のいた。彼は今、孤独だ」と、現状について書き綴っている。
 
 D・コスタが古巣復帰を希望しているのは、「もし、チェルシーが俺を売却したいと思っているのであれば、行く先はアトレティコだけ」と過去にコメントしていることからも明らかだ。
 
 しかし、アトレティコはFIFAから2018年1月まで補強禁止処分を受けている。来夏のロシア・ワールドカップ出場も加味すれば、半年のブランクは致命的となるため、「1月まではレンタルで別のクラブでプレーするのではないか?」と報じられていた。
 
 その新天地候補には、ブラジルのパルメイラスやトルコのガラタサライなどが挙がってきた。さらに現地時間7月20日には、イタリア『スカイスポーツ』が今夏の移籍市場で大補強を展開しているミランが獲得に乗り出したとも伝えている。
 
 現在は母国ブラジルでコンディション調整に励むD・コスタの新天地は、はたしてどこになるのだろうか?
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