セビージャDFが「印象に残った」鹿島の2選手は?

2017年07月22日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「ドリブルがいい」と若きストライカーを評価。

前半のみの出場となったエスクデロ。得意の攻撃参加で持ち味を発揮した。(C)Getty Images

[明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017]鹿島2-0セビージャ/7月22日/カシマ
 
 圧倒的にボールを支配しながら、鹿島に0-2の敗戦を喫したセビージャ。気温28度という暑さもあり、ぐったりとした表情で無言のままミックスゾーンを後にする選手が多いなか、DFのセルヒオ・エスクデロが鹿島の選手の印象について語ってくれた。
 
 昨年11月に27歳にして初めてスペイン代表に招集された遅咲きの左SBは、持ち味であるタイミングの良い攻め上がりを随所で披露。鹿島の右SB伊東幸敏が、「敵の左サイドは1対1の状況を作るのが上手かった」と語ったように、左ウイングのホアキン・コレアと連携して、チャンスを作り出した。
 
 そのエスクデロがもっとも印象に残った選手に挙げたのが、積極的な仕掛けでFW鈴木優磨の先制点をアシストし、マン・オブ・ザ・マッチに輝いた安部裕葵だ。「ドリブルがいい」と、若きストライカーを評価した。
 
 そして、その場を立ち去ろうとした時に、思い出したようにもうひとりの選手の背番号を口にした。「そうだ、4番もよかった。中盤のね」
 
 4番とはもちろんレオ・シルバだ。2得点の鈴木ではなく、エベル・バネガとガンソというセビージャが誇る「ダブル司令塔」を潰すために奔走していたハードワ―カーの名前を挙げるあたり、いぶし銀のエスクデロらしい見立てと言えるかもしれない。
 
取材・文:江國森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
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