本田圭佑のメキシコ行きに槙野智章が「彼のおかげで少しでも…」

2017年07月16日 羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb)

槙野が明かした「願望」とは?

先発フル出場をした槙野。試合後にはACLとクラブW杯について言及した。 写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[Jリーグワールドチャレンジ]浦和 2-3 ドルトムント/7月15日/埼玉スタジアム2002
 
「パチューカともやりたいです」
 
 ドルトムントとの試合後、浦和レッズのDF槙野智章は自らそう口にした。

 
 3バックの一角として先発フル出場した槙野だが、チームは3失点を喫して敗戦。しかもそのうち2つは、自身がエムレ・モルに突破を許しての失点だった。それでも試合後に日本代表DFは、「Jリーグにあれ以上の選手はいない。そういう意味では自分にとっては良い刺激になった」とポジティブに語った。
 
 ドルトムントが7月14日に来日し、ほぼぶっつけ本番でこの試合に挑んだということを踏まえて、「シーズン前でこれだけの巧さ、強さ、速さがあるというのは凄い」と称賛した槙野は、記者から「もっと万全の状態で当たりたい?」と聞かれ、「うん、そうっすね」と頷き、「そのためには僕たちがACLを勝ち抜いて、クラブW杯に行くこと…パチューカともやりたいし」と願望を口にした。
 
 パチューカといえば、7月14日に日本代表MFの本田圭佑との契約を発表し、日本でも大きな話題となっているクラブだ。SNSなどで本田との交友関係をオープンにしている槙野は、友人であり、日本代表の同僚でもある男のメキシコ行きについて次のように語った。
 
「長友選手、香川選手も言ってましたけど、本田選手らしいという印象。彼なりの考えとかがあると思う。少しでも彼のおかげで日本人の価値が世界で上がればいいんじゃないかなと思います」
 
 浦和のACL次戦は、8月23日に等々力陸上競技場で行なわれる川崎フロンターレとの準々決勝第1レグだ。槙野ひいては浦和に関わる全ての人間の夢でもある二度目のアジア制覇、さらに本田のパチューカとの対戦を叶えるためにも、まずは真夏の同国対決を制したい。

取材・文:羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb)

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