「あれはアンチフットボールだ」「続けるかどうかはオファー次第」――サッカー界の注目コメント集

2017年07月10日 遠藤孝輔

「オファーがなければ未練はない」と潔い言葉を添えつつ…。

ドイツ・メディアに「後悔なく辞められる」と語ってほどなくして、キャリア続行の可能性を示唆したオリッチ。いかなる決断を下すのか。(C)Getty Images

≪注目コメント①≫
「続けるかどうかはオファー次第だね」
発言者:イビチャ・オリッチ(前1860ミュンヘン/元クロアチア代表)

 先頃、現役引退を報じられた大ベテランが「オファーがなければ未練はない」という潔い言葉を添えつつ、キャリア続行の可能性に言及した。37歳のストライカーは昨シーズン、ドイツ2部で33試合・5得点を記録。その情熱溢れるプレーは健在だ。獲得に名乗りを上げるクラブは現われるのか。


≪注目コメント②≫
「攻撃的なフットボールを」
発言者:フランク・デブール(クリスタル・パレス新監督)

 クリスタル・パレスのサッカーが劇的に変わるかもしれない。トータルフットボールの理念を知り尽くすアヤックス出身の新監督が目指すのは、やはりアクティブに攻め勝つスタイル。ボール支配にこだわらなかった昨シーズンとは180度異なる。新生"イーグルス"(クリスタル・パレスの愛称)がどう変貌していくか注目だ。


≪注目コメント③≫
「あれはアンチフットボールだ」
発言者:ホセ・ルイス・マルティ(テネリフェ監督)

 1部昇格プレーオフの決勝で敗れた直後の恨み節だ。第1レグからのトータルスコアでリードを許した後、ヘタフェが展開した時間稼ぎやラフプレーに関する怒りを露にしたのだ。42歳の熱血漢は「人生は残酷だ」とも。審判のジャッジなども議論を呼んだ運命の大一番は、テネリフェにとって後味の悪さを残した。

文:遠藤孝輔

※ワールドサッカーダイジェスト2017.07.20号より加筆・修正
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