【鹿島】スーパーショットの金崎は喜び。「頑張ろう」と声をかけていた同世代の選手とは?

2017年07月03日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

試合後、同世代の戦友とともにゴールを決めた喜びを口にした。

圧巻のパフォーマンスで鹿島の攻撃を牽引した金崎(33番)。その気迫溢れるプレーはチームメイトを勢いづけた。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ17節]柏2-3鹿島/7月2日(日)/柏
 
 柏を3-2で下した鹿島が3位に浮上した。
 
 勝利の立役者となったのは、エースの金崎夢生だろう。53分、左サイドから中央にカットインし、強烈なミドルシュートを突き刺した。
 
 セービングに定評のある柏のGK中村航輔でさえ反応が間に合わない、圧巻のスーパーショットだった。
 
 鹿島の大岩剛監督も、エースの活躍に脱帽した様子で「やっぱりああいう姿が、スタジアムの雰囲気を変えたり、チームの勢いを作り出したりする。そういうところが彼の素晴らしいところだと感じています。あまり褒めたくないですけど……、スーパーシュートだったことは確か。あれでチームに勢いが出たかなと思います」と称賛する。
 
 まさに、この金崎のゴールで勢いづいた鹿島は、その3分後にFKで永木亮太が追加点を奪取。62分に一度は追いつかれるも、72分にペドロ・ジュニオールが独力で突破して決勝点を決めて、接戦をモノにした。
 
 金崎本人も試合後は上機嫌でミックスゾーンに姿を現し、ひと言。
 
「亮太と同じ世代で頑張ろうと言っていたので、良かった」
 
 この日、チームの2点目を決めた永木とは、同学年(金崎は89年の早生まれ、永木が88年生まれ)。金崎は、同世代の戦友とともにゴールを決めた喜びを口にした。
 
 中盤で潰し役を担う永木、ゴール前で決定的な仕事を求められるエースの金崎。ともにチームの中心として活躍する。
 
 現在、鹿島はリーグ戦4連勝。好調のチームを支える同世代コンビから目が離せない。
 
【柏2-3鹿島 PHOTO】激闘の上位対決は逆転で鹿島が柏に勝利!

取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
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