前回大会はエムバペが大活躍 ! U-19欧州選手権の注目株は?

2017年07月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

金の卵が目白押し‼ 一気にステップアップするのは?

今や推定移籍金が1億2000万ユーロ(約144億円)ともいわれるエムバペ。彼の躍進は昨年のこの大会から始まっていた。(C)Getty Images

 ドイツとスペインという好カードが実現したU-21欧州選手権の決勝が7月2日に行なわれる。そして、同日に開幕するのが、U-19欧州選手権だ。
 
 19歳以下の選手を対象に毎年開催されている同大会。今回は予選を勝ち抜いた7チーム(ブルガリア、チェコ、イングランド、ドイツ、オランダ、ポルトガル、スウェーデン)と開催国のジョージアの計8チームで覇権を争う。
 
 前回大会決勝でイタリアを4-0と粉砕したフランスが優勝を飾り、大会MVPにはパリSGで出場機会を増やしているジャン=ケビン・オギュスタンが選出された。
 
 また、16-17シーズンのミランで台頭したマヌエル・ロカテッリや、先日のU-20ワールドカップでMVPに輝いたドミニク・ソランキ(チェルシー→リバプール)などが出場し、1年で一気にその名を知らしめた。
 
 中でも一足飛びでスターダムに伸し上がったのが、今をときめくキリアン・エムバペ(モナコ)だ。1年前の同大会では5試合で5ゴールと優勝に大きく貢献したものの、まだ「期待の若手」の一人でしかなかった。しかし、2017年に入ってから一気に大ブレイクし、今や世界中が注目するタレントとなった。
 
 今は無名でも、エムバペのように一気に伸びるタレントが今大会でも現れるのかに注目したい。オススメの選手は以下の3選手だ

■ライアン・セセニョン(イングランド/フルアム)
今夏の移籍市場でプレミアの「ビッグ6」がこぞって興味を示す左SBの注目株。まだ17歳ながら、すでにその市場価格は1400万ユーロ(約17億円)とも言われている。そのスピードに乗った攻撃参加から「NEXTガレス・ベイル」とも謳われる逸材だ。
 
■アイメン・バルコク(ドイツ/フランクフルト)
昨年10月にトップチームに昇格したモロッコ出身の期待の攻撃的MF。188センチの長身を生かしたキープ力と独特のボールタッチを武器とし、フランクフルトでも出番を増やしている。同じ北アフリカにルーツを持つこともありジネディーヌ・ジダンと比較されることも。
 
■フェルディ・カディオグル(オランダ/NEC)
16-17シーズンはエールディビジで27試合・4ゴールという実績を残したセントラルMF。アグレッシブでインテンシティーの高いプレーを特長としている。所属クラブが2部に降格したこともあり、今大会をきっかけにステップアップの移籍も期待される。
 
文・ワールドサッカーダイジェスト編集部
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