横浜F・マリノスも兄弟クラブに?「シティ・グループ」がスペイン1部初昇格のジローナを買収へ

2017年06月27日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

傘下に入れば補強予算はおよそ5倍に

リーガ1部昇格を果たしたジローナは、ペップ(写真)率いるマンCや横浜F・マリノスの“姉妹クラブ”になる可能性が高まっている。(C)Getty Images

 2016-2017シーズンのリーガ・エスパニョーラ2部で2位に入り、創設87年目にして初の1部昇格を果たしたジローナが、「シティ・フットボール・グループ」の傘下に入ることが決定的となった。スペインの複数メディアが伝えている。

 マンチェスター・シティ(イングランド)、ニューヨーク・シティ(アメリカ)、アトレティコ・トルケ(ウルグアイ)、メルボルン・シティ(オーストラリア)の4クラブを傘下に置き、横浜F・マリノス(日本)の株式20%を保有するシティ・グループ。ジローナはまもなく、その仲間入りを果たすことになるという。

 バルセロナと同じカタルーニャ州に本拠を置くジローナは、16年夏からジョゼップ・グアルディオラが率いるマンチェスター・Cと以前から非常に良好な関係にあり、同年夏にはパブロ・マリ、17年1月にはパブロ・マフェオと、ふたりのDFがマンチェスター・Cからジローナへ期限付きレンタルで送り込まれてもいた。

 現在のオーナーは、15年夏にクラブの株式80%を買収したフランスのテレビ局『TVSE』だが、ジローナが1部昇格を果たしたことでシティ・グループの関心は増大。買収に向けた交渉は順調に進んでいるという。

 08-09シーズンには日本人FWの指宿洋史(現ジェフ千葉)も所属していたジローナ。正式にシティ・グループの傘下に入ることが決まれば、補強予算は現在の約5倍に当たる5000万ユーロ(約60億円)に膨れ上がり、さらにマンチェスター・Cから数名がレンタルされると言われているだけに、ジローナ・ファンでなくとも交渉の行方が気になるところだ。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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