まだ終わっていなかった「ACL暴行事件」。済州がAFCに再審査を強く求める!

2017年06月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

AFCの内容説明に「とうてい納得できない」。

事件が起こったのは5月30日。この2週間は続報が伝わってこなかったが、今回の済州の申し立てで再燃するか。(C)SOCCER DIGEST

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド・オブ16の第2レグ、浦和レッズ対済州ユナイテッド戦で起きた暴行事件。あれからおよそ1か月が経つが、ここにきて事態が新たな展開を見せている。
 
 韓国の複数のメディアが伝えたところによると、アジア・サッカー連盟(AFC)が下した裁定に対して説明資料の提出を要求していた済州が、回答を吟味したうえで再審査を請求したという。AFCの説明内容は「とうてい納得できるものではない」ときっぱり。済州のイ・ドンナム競技力向上室長が取材に応じ、月曜日中に意見書を提出したようだ。
 
 このアクションを受けて、AFCは7日以内に回答しなければならないという。済州はその返答次第では、国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴するのではないかと報じている。
 
 AFCは、主審を突き飛ばしたチェ・ヨンヒョンに6か月の出場停止と2万ドル(約220万円)の罰金を、浦和の阿部勇樹にエルボーを見舞ったペク・ドンギュに3か月の出場停止と1万5000ドル(約165万円)の罰金を、試合後の小競り合いで浦和の選手に暴力を働いたクォン・スンヒョンに2試合の出場停止と1000ドル(約11万円)の罰金を言い渡した。
 
 また、済州に対して4万ドル(約440万円)の罰金。クラブ関係者がこの騒動に加わったため、浦和にも2万ドル(約220万円)の罰金処分が下されている。
 
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