モウリーニョとの「関係改善」が、C・ロナウドのマンU復帰の鍵に?

2017年06月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

C・ロナウドはメンデス代理人に移籍を懇願。

R・マドリー時代には、確執が指摘されたC・ロナウド(左)とモウリーニョ(右)。同郷の両者が再び歩み寄ることはありうるのだろうか? (C) Getty Images

 レアル・マドリー退団が報道されたクリスチアーノ・ロナウドの去就に関して、移籍に関するニュースは連日のように賑わっている。「現代サッカー界きってのスターは、本当にR・マドリーを退団し、新天地に旅立つのか?」という報道のなかで有力視されているのが、古巣マンチェスター・Uへの復帰だ。
 
 現地時間6月13日、スペイン検察局から1476万8897ユーロ(約18億2200万円)にも及ぶ巨額脱税の嫌疑をかけられたC・ロナウド。本人は「隠すものは何もない」と身の潔白を主張したにも関わらず、実刑判決の可能性やキャリアの終焉すらも取り沙汰された。
 
 そうした環境に身を投じることに嫌気がさしたのか。16日、C・ロナウドは、ポルトガル代表のチームメイトに「R・マドリーを退団する。考え直すことないよ」とスペイン脱出を明言したというのだ。スペイン紙『マルカ』などがこれを伝えた。
 
 そうした経緯により加熱度を増しているC・ロナウドの去就報道。その結末はどうなるのか? 英紙『サン』は一つの答えを導き出している。それが他ならぬ赤い悪魔への復帰だ。
 
 同紙によれば、C・ロナウド本人が望んでいるのはやはり古巣マンチェスター・Uへの復帰で、代理人を務めるジョルジュ・メンデスに「できることは何でもしてほしい」と懇願したという。
 
 2003年から2009年に公式戦通算118ゴールを挙げたかつての大エースが、復帰を切望するのではあれば、マンチェスター・Uが獲得に動き出す可能性はゼロではないはずだ。資金力は世界トップクラスであり、サポーターも歓迎するだろう。しかし、同紙はある人物との関係が両者の交渉においてネックとなるとした。
 
 その人物はほかでもない、現マンチェスター・U監督のジョゼ・モウリーニョだ。この指揮官とC・ロナウドは、2010年から3年に渡ってR・マドリーでともに戦っている。
 
 しかしサン紙は、R・マドリー在任当時、モウリーニョがC・ロナウドに対して執拗に守備を求めたことや人間関係でもこじれたことを伝え、それが解任の主因にもなったと指摘。同紙は「モウリーニョの代理人も務めているメンデスが両者の間を取り持てるかが、交渉実現の鍵になる」とした。
 
 また、地元紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』も両者の関係性について触れ、「モウリーニョとC・ロナウドが人間的に合っていなかったのは確かな真実」としながらも、「C・ロナウドは昔のようなプレーヤーではない。そして即座にマンチェスター・Uを王座戦線へ戻すだろう」と復帰に前向きな言葉を綴った。
 
 仮に移籍となれば、推定2億ユーロ(約240億円)もの目の眩むような大金を必要とするC・ロナウドの獲得レースには、パリSGや中国リーグクラブの参戦も予想されている。そうしたなかでマンチェスター・Uは指揮官との亀裂を埋め、かつてのエースをクラブに引き戻せるだろうか?
 
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