柏の連勝を8で止めた甲府 吉田監督は古巣に「強さ、巧さ、速さを感じた」

2017年06月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

下平監督は「慎重になりすぎた」。

甲府ゴールに迫る柏のクリスティアーノをDF畑尾が抑える。(C) J.LEAGUE PHOTOS

[J1リーグ15節]甲府 0-0 柏/6月17日/中銀スタ

 首位の柏の連勝が8で止まった。

 ポゼッションで圧倒的に優位に立つ柏が序盤から主導権を握る展開。前半は決定的なチャンスはなかったものの、後半に入ると、立ち上がりの甲府の攻勢を凌いだ柏が猛攻を開始する。
 
 パスワークとクリスティアーノの個の力を軸に、柏が甲府の最終ラインを破る場面が徐々に増えていく。84分には大津のクロスにクリスティアーノがヘッドで狙うがポストを叩き、リバウンドはGK岡がキャッチ。さらに88分にはクリスティアーノのシュートがクロスバーを叩き、こぼれ球を大津が左足で狙うが、これはGK岡の好守に阻まれた。

 結局、柏は1点が遠く、0-0でタイムアップ。柏の連勝記録が8で止まった。柏は勝点31で、いまだ暫定首位をキープしている。

 試合後、古巣の柏との対戦を振り返った甲府の吉田監督は、「選手たちがよく戦ってくれた。相手の強さ、巧さ、速さを感じたが、よく耐えてくれたと思う。勝つチャンスも十分にあった試合で、選手がこれだけやってくれただけに悔しさもある」と、首位チームである古巣の強さを認めながらも、ドローに持ち込んだ自軍の選手たちを讃えた。

 一方、柏の下平監督は「本来であれば勝点3を獲るべき試合。相手の粘り強い守備を崩せなかった。大胆にやるべきところを慎重にやり過ぎた面もあった」と、勝ち切れなかった試合を振り返った。
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