「ミランだけを望んでいる」逸材SBの代理人がアタランタに移籍要求!

2017年06月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アタランタでのサイクルは終わった」と決別宣言。

5月31日のサンマリノ戦でA代表デビューしたコンティは、これからU-21欧州選手権に参戦。大会中にミラン移籍は決まるか? (C)Getty Images

 早くも4人の新戦力を獲得するなど積極的な補強を展開しているミランだが、アタランタのDFアンドレア・コンティの獲得は難航している。マリオ・ジュッフレディ代理人は現地時間6月14日、クラブとジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督に移籍を認めるように求めた。
 
 すでにアタランタからコートジボワール代表MFのフランク・ケシエを獲得したミランは、さらにコンティの獲得にも乗り出し、選手サイドとはすでに合意したと報じられている。
 
 だが、アタランタは2016-17シーズンのセリエAで、右ウイングバックながら8得点・4アシストとブレイクした23歳の逸材を残留させたい意向。とくに、ガスペリーニ監督が放出に反対しているとされる。
 
 これに対して、ジュッフレディ代理人はイタリア『tuttomercatoweb.com』のインタビューで、「アタランタでのサイクルは終わった。感謝はしているが、彼の頭にもうアタランタのことはない」と、決別宣言とも取れる強い口調で移籍容認を訴えた。
 
「ガスペリーニ監督だって、10倍(のサラリー)をオファーされたらどうするだろうか。誰だってプロとして報酬面でも向上を目指して仕事をしている。サッカーにおいては、偽善的でなく、現実的でなければならない」
 
 さらに、ジュッフレディ代理人は「彼が望むのはミランだけだ」と、選手がロッソネーロ移籍を求めていることを強調した。
 
「ミランはすべての選手の夢だ。全員が満足する解決策を見つけるために、私はアタランタに対して協力的な心構えだよ。だが、ビッグクラブに行くという夢を叶えられる選手を監督が放出不可能と考えるなど、絶対に受け入れられない」
 
 ここまで強い主張に、アタランタはどう応じるのだろうか。来シーズンのヨーロッパリーグ出場権を獲得したものの、1月にロベルト・ガリアルディーニをインテルに売却し、さらにケシエも手放したアタランタの決断が注目される。
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