【広島】塩谷司がアル・アインに完全移籍。「後悔しないよう、成長できるようにと考え、決断」

2017年06月15日 サッカーダイジェスト編集部

「広島での5年間は僕の宝物であり、誇りであり、最高の思い出」

対人守備の強さとダイナミックな攻撃参加を武器に、広島で3度のJ1リーグ制覇を最終ラインから支えた塩谷。今回の移籍は「たくさん迷った」と胸中を明かしている。写真:小倉直樹

 広島は6月15日、DF塩谷司のアル・アイン(UAE=アラブ首長国連邦)への完全移籍を発表した。移籍先クラブの発表によれば、背番号は広島時代と同じ33に決定したという。
 
 塩谷は2011年に水戸でプロ生活をスタートすると、12年8月に広島へと活躍の場を移した。当初こそポジションを掴めずに苦しんだが、翌年から3バックの一角に定着する。
 
 リーグ屈指の対人守備の強さとダイナミックな攻撃参加でリーグ連覇に貢献すると、15年にもJ1王者に輝いた。
 
 Jリーグベストイレブンには14年から3年連続で選出されている。また、16年のリオ五輪にはオーバーエイジ枠として出場を果たした。
 
 J1通算140試合・17得点、J2通算60試合・5得点、リーグカップ戦通算11試合・0得点、天皇杯通算14試合・2得点、ACL通算18試合・2得点、日本代表通算2試合・0得点。
 
 塩谷は広島の公式ホームページ上で以下のようにコメントしている。
 
「このたび、アル・アインへ移籍することになりました。今はチームが苦しい状況のなか、移籍についてはたくさん迷いました。ただし、ひとりのサッカー選手として後悔しないように、成長できるようにと考え、決断しました。
 
 サンフレッチェ広島での5年間は僕の宝物であり、誇りであり、最高の思い出です。チームは今の状況から抜け出せると信じていますし、これから先、サンフレッチェ広島はもっともっと強くなるチームだと思っています。
 
 僕はチームを離れてしまいますが、これからもサンフレッチェ広島のことは気にかけていますし、ずっと応援しています。5年間、本当にありがとうございました」
 
 なお、6月28日に行なわれるルヴァンカップのプレーオフステージ第1戦・FC東京戦の試合終了後に壮行セレモニーが開かれる予定だ。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事