【日本代表】山口蛍がイラク戦出場へ意欲。「痛みを抱えている選手は僕だけじゃない」

2017年06月12日 本田健介(サッカーダイジェスト)

高地への適応も課題。

練習前に手倉森コーチと話をする山口。久々にピッチの上に登場した。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 6月7日のシリア戦で右脛を痛めた山口蛍は、その後、3日間に渡って全体練習を欠席。イランのテヘランに入って3日目となった、6月11日のトレーニングにはようやくピッチ上に姿を見せたが、公開された冒頭の15分では、ランニングを中心とした別メニューをこなした。
 
 イラク戦では標高1500メートルという、環境への適応が必須だ。出遅れは正直、痛いが、山口は現状を理解しながらイラク戦出場への想いを語る。
 
「最初はちょっと乾燥している感じで、(高地でのトレーニングは)結構きつかったですが、すぐに慣れると思います。順調には来ているはずなので、監督がどういう判断をするか。多少の痛みを抱えている選手は僕だけじゃないので、できるだけの準備をしたいです」
 
 4-3-3のアンカーとして先発したシリア戦は、「前半5、6分で痛めちゃって、そこから全然できなかった」と、「なんとも言えない」出来だっただけに、イラク戦でリベンジを果たしたいとの想いもあるだろう。
 
 勝てば6大会連続でのワールドカップ出場がグッと近づく一戦に出場できるか。ここから状態を上げられるか注視したい。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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