退団決定イブラの新天地候補にMLSや古巣。そしてマンUの新エースは?

2017年06月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

ヘルタはさっそくラブコールを送る。

イブラは46試合で28ゴールを挙げるなど、マンUで鮮烈な活躍。しかし1年での退団が決まった。(C)Getty Images

 現地時間6月9日にプレミアリーグが公開した「放出リスト」に入っていたことで、マンチェスター・ユナイテッドはズラタン・イブラヒモビッチとの契約を更新しないことが分かった。負傷からの復帰が2018年以降と言われるイブラヒモビッチだが、新天地がどこになるのか気になるところだ。
 
 すぐに名乗りをあげたのは、以前もラブコールを送ったヘルタ・ベルリンだ。パリ・サンジェルマン退団時もイブラヒモビッチに加入を呼びかけたヘルタは、公式ツイッターで「我々には素晴らしいファンがいる。お金はまだないが、初のブンデスリーガ優勝も可能じゃないか。考えてみてくれないか」と、元スウェーデン代表FWに一考をうながした。
 
 イブラヒモビッチが自身初のブンデスリーガ挑戦を決める可能性もあるが、英紙『テレグラフ』の予想は違う。同紙はイブラヒモビッチの新天地候補が以下の7か所だと報じている。
 
◆パリ・サンジェルマン(可能性:20%)
パルク・デ・プランスでの180試合・156得点は、新シーズン後半戦で魅力的な選択肢となる。半年間の契約もリスクは小さい。
 
◆MLS(可能性:80%)
キャリア終盤にサッカー選手が向かう場所であり、重傷からの復帰後の舞台としても悪くない。2018年シーズン開幕が3月という日程もイブラヒモビッチに味方するだろう。
 
◆中国(可能性:50%)
中国のクラブにとってウェイン・ルーニーが魅力的な人材なら、イブラヒモビッチはなおさらだ。だが、MLSのほうがサッカーの水準は高く、最後のサラリーのために彼が中国に行くことは想像し難い。
 
◆マルメFF(可能性:40%)
生まれ育った街であり、キャリアをスタートさせたクラブが最後の行き先になれば、これほどロマンティックなエンディングもないが……。
 
◆ミラン(可能性:60%)
獲得に動くかもしれないもうひとつのクラブは、2010-11シーズンにイブラヒモビッチが国内2冠を達成した古巣だ。ただ、いずれにしてもイブラヒモビッチの回復を待たなければならない。
 
◆ナポリ(可能性:70%)
今年3月に噂になったとき、イブラヒモビッチは可能性を排除しなかった。イタリア時代がいかに幸せだったかも口にしており、ひとつの可能性だ。
 
◆マンチェスター・ユナイテッド(可能性:60%)
得点が必要になったとき、1月にジョゼ・モウリーニョ監督がイブラヒモビッチに注目するのはあり得ないことじゃない。排除するのは難しい。
 
 テレグラフ紙は、最も可能性が高いのはMLS挑戦とみているようだ。

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