韓国メディアが済州の猛反発を報道!「処罰が重すぎる」「厳粛に審理されていない」と異議申し立てへ

2017年06月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「昨日資料を提出したばかりなのにあり得ない」とも。

埼スタでの騒動から10日が経ち、ついにAFCが裁定を下した。だが済州側は不服とし、抗戦の構えを見せている。(C)SOCCER DIGEST

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の浦和レッズ対済州ユナイテッドで起きた暴行事件に関して、6月9日、アジア・サッカー連盟(AFC)が処分内容を発表した。
 
 これに対して済州側は「処分が重すぎる」と猛反発。『朝鮮日報』や『スポーツソウル』など大手メディアが一斉にそのリアクションを報じた。
 
 報道によると済州は、前日の6月8日にAFCに対して、事情説明の資料を提出したという。にもかかわらず、それからたった1日で規律委員会によって処罰が下されたとし、「厳粛に審理されていない。あり得ないし納得できない」というクラブ関係者のコメントを伝えた。韓国サッカー協会の協力を得て、AFCに異議申し立てを行なう方針だという。
 
 さらに関係者は、「浦和の選手がベンチに向かって嘲笑するようなジェスチャーを取ったのが、そもそもの発端だ。そうした背景を考慮せず、重い懲罰を言い渡されて困惑している」と、あらためて当初の主張を展開。
 
 加えて、「2015年のACLで当時アル・ナスル(サウジアラビア)に所属したファビアン・エストヤノフが相手選手に暴行を働いた際には、6試合の出場停止だった。そう考えれば(チェ・ヨンヒョンへの)6か月出場停止は明らかに重すぎる裁定だ」とした。
 
 発表された処分内容は以下の通りだ。

 阿部勇樹に肘打ちをしたペク・ドンギュに3か月の出場停止と1万5000ドル(約165万円)の罰金、クォン・ハンジンには2試合の出場停止と1000ドル(約11万円)の罰金を言い渡した。そして、退場処分になったにもかかわらず試合の騒動に加わったチェ・ヨンヒョンには、6か月の出場停止と2万ドル(約220万円)の罰金が科されている。
 
 クラブに対する処罰は、済州に4万ドル(約440万円)、クラブ関係者が乱闘に加わったため、浦和にも2万ドル(約220万円)の罰金処分が下されている。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事