マンUが重傷イブラを見限る…新エースはモラタ、ルカク、ベロッティ?

2017年06月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

4月のEL準々決勝で右膝を負傷。復帰は2018年以降と見られる。

マンチェスター・Uは6月30日で切れるイブラヒモビッチと契約を延長しない意向と伝えられた。(C)Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドは、ズラタン・イブラヒモビッチと契約を延長しない意向のようだ。現地時間6月8日、『BBC』や『テレグラフ』紙など複数のイギリス・メディアが報じている。
 
 昨夏にパリ・サンジェルマンから1年契約でマンチェスター・Uに加入したイブラヒモビッチは、2016-17シーズンの公式戦46試合に出場し28ゴールを挙げる活躍を見せた。しかし、4月20日に行なわれたヨーロッパ・リーグ(EL)準々決勝・第2レグのアンデルレヒト戦で右膝十字靭帯断裂の重傷を負い、復帰は早くて2018年以降になると見られる。
 
 復活に向けてリハビリを続けているイブラヒモビッチだが、イギリス・メディアはマンチェスター・Uが契約書に盛り込まれていた2年の延長オプションを行使せず、新たなストライカー探しに動くと報じた。
 
 マンチェスター・Uのメインターゲットと見られていたアントワーヌ・グリエーズマンは、アトレティコ・マドリーが今夏の補強禁止処分を受けたため残留する意向。そのため『テレグラフ』紙によれば、レアル・マドリーのアルバロ・モラタ、トリノのアンドレア・ベロッティ、リヨンのアレクサンドル・ラガゼット、そしてエバートンのロメル・ルカクなどの獲得を目指しているという。
  
 ちなみに、イブラヒモビッチは3月にロサンゼルス・ギャラクシーからMLS史上最高額の年俸でオファーを受けたと伝えられた。また、代理人を務めるミーノ・ライオラが「多くのクラブが彼を欲しがっている」と語るなど、マンチェスター・U退団が決まれば新たな動きが出てくるだろう。
 
 マンチェスター・Uは長らくチームを牽引してきたウェイン・ルーニーの去就も不透明で、古巣であるエバートン復帰や中国リーグへの移籍が噂されている。今夏は前線に大きな動きがありそうだ。
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