「バロテッリはドルトムントでプレーする」 ライオラ代理人の発言は真実なのか?

2017年06月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

イタリアの各メディアは懐疑的で疑問を投げかけてもいる

ニースでは守備にも精を出しながら、キャリアハイの成績を残したバロテッリ。その姿勢を維持できれば、ボシュ体制のドルトムントでも機能するかもしれないが、果たして……。 (C) REUTERS/AFLO

 あの悪童が香川真司のチームメートになるかもしれない――。
 
 先日から一部で報じられている噂は、本当なのだろうか。ニースFWのマリオ・バロテッリが、来シーズンはドルトムントでプレーするというのだ。ミーノ・ライオラ代理人が明かしている。


 リバプールとミランで散々な出来に終わったバロテッリは、2016-17シーズンにニースで復活を遂げた。リーグ・アンで23試合に出場し、自己ベストとなる15ゴールをマーク。一時はバロテッリに疑問符をつけたルシアン・ファブレ監督も「結果的に良いアイデアだった」と悪童を評価した。
 
 ニースはリーグ・アンを3位で終え、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ予選出場権を獲得している。だが、高額サラリーがネックとなり、1年契約で加入したバロテッリが来シーズンも残留するかどうかは不明だ。ニースは契約更新を目指していると言われるが、新天地をめぐる噂は後を絶たない。
 
 その候補のひとつが、ガボン代表FWのピエール=エメリク・オーバメヤンの退団が有力視されているドルトムントだ。
 
 そして現地時間6月6日、ドイツやイタリアのメディアによると、ドルトムントに滞在しているライオラ代理人が、ドイツ紙『ビルト』の取材で「イエス。バロテッリはドルトムントでプレーする」と述べたという。
 
 ただ、ライオラ代理人の発言が冗談かどうかは不明だ。
 
 イタリア『スカイ・スポーツ』は「皮肉なのか、現実なのか?」と報道。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』も、ファブレ監督引き抜きの噂もあったドルトムントがペテル・ボシュ監督の就任を発表したことで、「新監督はバロテッリ獲得を了承したのだろうか?」と疑問を投げかける。
 
 またガゼッタ紙は、ライオラ代理人がジャスティン・クライファートやケニー・テテといった選手たちのドルトムント移籍を交渉した可能性も伝えている。クライファートとテテは、ボシュ監督の古巣アヤックスに在籍している選手たちだ。
 
 ライオラ代理人の発言を受け、インスタグラムでのバロテッリの最新の投稿には、一部のファンから「ドルトムントにようこそ」というメッセージも寄せられた。
 
 香川のアシストから、バロテッリがゴールを決めるシーンが見られるのか。進展が注目される。
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