大宮が鳥栖相手に追いつきドロー! 最下位脱出で17位に浮上

2017年06月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

伊藤新監督のリーグ戦初陣はドロー決着。

先制を許した大宮だったが、72分、江坂(7番)のゴールで追いつき引き分けに持ち込んだ。(C)J.LEAGUE PHOTOS

[J1リーグ14節]大宮1-1鳥栖/6月4日/NACK
 
 大宮が鳥栖相手に1-1で引き分け。勝点1を獲得し、最下位を脱出した。 

 5月28日に伊藤彰新監督が就任した大宮は、大前元紀を出場停止で欠き、江坂任が1トップを務める。今季初のリーグ戦連勝がかかる鳥栖は、4試合ゴールから遠ざかっている豊田陽平に期待が掛かる。
 
 鳥栖は17分、原川力のFKにチョ・ドンゴンが頭で合わせて先制点を奪う。
 
 大宮は24分、岩上祐三が右サイドからクロスを上げ、鳥栖DFがクリアしたボールを拾った茨田陽生がボレーで狙うも、GK権田修一に防がれる。

 大宮の伊藤監督は39分、4バックから3バックに布陣変更を決断する。
 
 鳥栖は44分、鎌田大地がドリブルでペナルティエリア内に侵入し、右足で狙うが枠に飛ばすことはできない。
 
 大宮は前半終了間際の45+2分、和田拓也の決定的なクロスに横谷繁が頭で合わせるもGK権田の真正面。追いつくことはできず1点ビハインドで後半を迎える。
 
 大宮は後半開始から長谷川アーリアジャスールに代え、大山啓輔を投入する。
 
 鳥栖は53分、鎌田のボールを受けた原川がカットインから右足を振り抜くが、大宮DFのブロックに遭いゴールはならない。
 
 大宮は59分、奥井諒を下げマテウスをピッチに送り込む。このブラジル人MFの投入で攻撃が活性化する。そして72分、ロングスローのこぼれ球を拾った岩上がクロスを上げ、ニアで清水慎太郎がフリックしたボールを江坂が頭で合わせて大宮が同点に追いつく。
 
 追いつかれた鳥栖は74分、チョ・ドンゴンを下げ、ビクトル・イバルボを投入。勝ち越しを狙いにいく。
  
 一方の大宮は77分、清水を下げ瀬川祐輔を投入し、3枚の交代カードを使い切る。

 その後も大宮は鳥栖守備陣を脅かすが、逆転ゴールを奪うには至らず、試合は1-1で終了。鳥栖相手に勝点1をゲットした大宮は最下位を脱出し、新潟を抜いて17位に浮上した。一方の鳥栖は、12位に順位を下げた。
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