本田圭佑のFK弾がミランの月間ベストゴールに!「みんな投票してくれて嬉しい」と本人も喜ぶ

2017年06月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

ファンによって選出された本田のロッソネーリでのラストゴール。

得点後にはチームメートやスタッフからも祝福された本田。その鮮やかなFKはミラニスタを熱狂させた。 (C) Alberto LINGRIA

 ラストゴールはファンの記憶に深く刻まれたようだ――。現地時間6月2日、ミランは5月のクラブ月間最優秀ゴールに本田圭佑のFK弾が選出されたことを発表した。
 
 SNSを使ったファン投票にとって1位に選ばれたのは、5月21日のセリエA37節のボローニャ戦で57分から出場した本田が、ペナルティーエリア手前ほぼ正面からのFKを左足で直接沈めた一撃だ。

 同試合後に契約満了に伴う今シーズン限りでのミラン退団を発表した本田にとっては、本拠地サン・シーロ最終戦でのラストゴール。イタリア・メディアも「記憶に焼き付く」と賛辞を送っていたが、ミラニスタたちの頭にもしっかりと残っていたようだ。
 
 公式サイト上で月間最優秀ゴールを発表したミランは、これを次のように称えている。
 
「ケイスケにとって今シーズン、初めてにして唯一のゴールだったが、赤と黒のジャージでのラストゴールでもあった。サン・シーロのファンにさよならを言うためにホンダは最高の選択をした。ロッソネーリの勝利と来シーズンのヨーロッパ行きをもたらす左足での完璧なFKだった」

 本田もミランの公式ツイッターの動画で、「まさか選ばれるなんて」と笑いながら答え、さらに次のようにミランへメッセージを送っている。

「正直、あれが5月のベストゴールだったとは思わない。でも、みんなが投票してくれたんだ。やはり嬉しいよ。あの試合は僕にとっての(サン・シーロでの)ラストゲームだったけど、ご存じのように世界はとても広いというわけではない。何を言いたいかというと、他の国に行ったとしても、将来また再会できるということ。フォルツァ(頑張れ)!ミラン!」
 
 すでに自身のツイッター上でもミラニスタに別れを告げている本田。栄光の10番を背負ったこともあり、結果が出ない時には大きな批判も浴びたが、謙虚な姿勢をサポーターはしっかりと評価してくれていたようだ。
 
 アメリカ、スペイン、イングランド、中国、日本など様々な国が候補に挙がっているなかで、6月1日の日本代表練習後には「現段階で納得しているオファーは来てないです」と語った本田の新天地がどこになるのだろうか? ミランで最後の最後に称えられた男の動向に注目したい。

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