【J1展望】広島×鹿島|新体制となった常勝軍団を相手に、広島はどれだけミスなく戦えるか

2017年06月03日 サッカーダイジェスト編集部

広島――分の悪い相手に以前のクオリティを示せるか。

故障者/広島=佐々木、茶島 鹿島=L・シルバ、町田
出場停止/広島=なし 鹿島=なし

J1リーグ第14節
サンフレッチェ広島 – 鹿島アントラーズ
6月4日(日)/14:00/エディオンスタジアム広島
 
サンフレッチェ広島
今季成績(13節終了時):16位 勝点10 2勝4分7敗 11得点・19失点
 
【最新チーム事情】
●ルヴァンカップでプレーオフステージに進出。
●工藤、宮吉がカップ戦でゴール。
●皆川はライバルFWふたりの活躍に危機感。
●右膝前十字靱帯断裂で離脱中の佐々木が久しぶりに練習場へ顔を出す。
 
【担当記者の視点】
 それにしてもミスが多い。前節・磐田戦では森﨑が「スイッチを入れたいが、入れればミスが起きる」と嘆き、ルヴァンカップの横浜戦では千葉が「クオリティをもっと上げないと、強い相手には通用しない」と危機感を口にしている。
 
 それほど厳しいとは思えないプレスでもパスはズレ、選択肢の少ない選手たちは相手に次のプレーを容易に予測されてしまう。この状態で、直近の公式戦3試合で2勝1分という結果は幸運と言える。また、ここまであまり見せることのなかった泥臭さや執念が形に現れてきたのもひとつの要因だろう。
 
 2013年の最終節で勝利して以来、鹿島には公式戦で1分7敗と分が悪い。しかも相手は監督交代という「劇薬」が施され、チーム全体が一致団結して勝利に向かってくることは火を見るよりも明らかだ。その鹿島の激しさに対抗できるだけの熱量をもって挑めるか。
 
 1度崩れてしまったチームを立て直すには時間がかかる。しかし、ゲームへの情熱と身体を張って守る土臭いプレーであれば、以前のようなクオリティを発揮できるはずだ。

次ページ鹿島――大岩新体制の初陣。敵地でも貪欲に勝点3を狙う。

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