本田圭佑が「現時点で満足できるオファーもない。日本復帰は…」と新天地に言及

2017年06月02日 井本佳孝(サッカーダイジェストWEB編集部)

Jリーグ復帰は「考えたことがない」と断言。

3月の代表戦ではサブに甘んじた本田。6月シリーズで自身を取り巻く環境に変化は起きるだろうか。写真:小倉直樹

 日本代表は6月1日、都内近郊で連日から続くトレーニングを行なった。この日の午後から本田圭佑がチームに合流。ランニング中心の軽いメニューをこなし、トレーニング後に取材に応じた。
 
 5月21日に自身のツイッターで、契約満了にともなう今シーズン限りでのミラン退団を発表した本田は、同28日に行なわれたセリエA最終節(カリアリ戦)にキャプテンマークを巻きフル出場。これがミランでのラストゲームとなった。
 
 本田の移籍先としては、アメリカ、スペイン、イングランド、中国、日本など様々な国が候補に挙がっている。
 
 その新天地について問われた本田は、「あんまり(チームは)絞ってないです。幅は広めにとって自分の中で柔軟にはしていてどんな話も聞いてみようという心構えではいます」とコメント。さらに「現段階で納得しているオファーは来てないです」と現状について説明した。
 
 日本代表でも久保裕也の台頭によって控えに甘んじている本田だが、移籍先の条件として定期的な出場機会を得ることが第一ではないという。
 
「試合に出ることを優先して移籍をしたことは過去にないです。自分が面白い、自分が成長できる、刺激的なところに行きたいと常に挑戦心を持っていっているので、次もそこ(出場機会)はトッププライオリティーではない。面白くて行きたいと思えるクラブがあるかどうかが重要ですよね。もちろん、その次に出れるかなとかそういうことは考えるんでしょうけど。でも、それは最初には来ないです」
 
 また、日本のJリーグ復帰も噂されたがこの件について問われた本田は、「日本という選択肢は考えたことがないです。これからもないです」と断言し、持論を展開した。
 
「悪く取らないでください。日本には僕がいなくても頑張っている選手はいるし、僕がいなくてもたくさん日本人がいます。(日本は)僕にはちょっと窮屈で、中には海外の2メートルの男と喧嘩したい日本人というのもいるわけです。そういうところに刺激を求めて行くやつも何人か、日本人としていないといけないと思っている」
 
 独特の言い回しで自身の将来について明かした本田。今後の展望を切り開くべく、まずは日本代表で結果を残したいところだ。
 
取材・文:井本佳孝(サッカーダイジェストWeb編集部)
 
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