【ACL採点&寸評】川崎×ムアントン・U|攻撃陣を高評価。なかでも貢献度が高かったのは…

2017年05月30日 本田健介(サッカーダイジェスト)

両SBは得点に絡む働き。

【得点】川崎=小林(31分)、長谷川(32分)、E・ネット(40分)、ハイネル(79分) ムアントン=ティーラシン(88分)
【警告】川崎=阿部(35分)、車屋(53分) ムアントン=トリスタン(57分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】小林 悠(川崎)

[ACLラウンド16]川崎 4-1 ムアントン・U/5月30日/等々力

【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
 第1戦を3-1で制していることもあり、序盤は落ち着いてパスを回した。ただ、攻撃にリズムが出ないと見るや、前線の配置を変更。すると、31分に小林が先制点をマーク。長谷川、E・ネットも続き、前半で準々決勝進出をほぼ手中に収めた。
 
 一方で78分にはハイネルが4ゴール目を決めたが、後半はやや集中が切れた時間があり、終盤には失点。課題も残った。もっとも公式戦6連勝で、8年ぶりのベスト8へ駒を進めた点は大いに評価できる。
 
【採点・寸評】 
GK
1 チョン・ソンリョン 5.5
73分にはフリーで抜け出した相手に交わされるも、奈良のカバーに救われた。ただ、終盤には頭で決められて失点。悔いが残った。
 
DF
2 登里享平 6(88分 OUT)
10分には鋭いドリブルでPAに侵入するなど、序盤から積極的に仕掛けてチャンスを作った。小林の先制点は彼のパスから。一方、自陣で不要なボールロストがあったのは反省材料だ。
 
3 奈良竜樹 5.5
前半は一度、相手に入れ替わられたが、総じて危なげなく守った。ただ、後半はパス回しの際、相手に引っ掛ける場面があり、73分には決死のクリアで事なきを得たが、裏を取られてピンチを迎えた。
 
6 田坂祐介 6
高いテクニックでボールをキープし、最終ラインからのビルドアップに貢献。32分には追加点の起点にもなった。
 
7 車屋紳太郎 5.5
CBながら前への意識が高く、クサビのバスを送った。クロスの対応も問題なし。ただ、52分にはゴール前でボールを奪われ、危険な位置でFKを与えるなど、軽いプレーが増えた。

【川崎 4-1 ムアントン PHOTO】タイ王者に大勝し川崎がベスト8進出

次ページ小林は3ゴールに絡む活躍ぶり。

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