【日本代表】1日遅れで合流した大迫、「ゴール」への強い想いとは?

2017年05月29日 本田健介(サッカーダイジェスト)

初日はランニングを中心としたメニューをこなす。

全体練習には参加せず、コンディションを整えた大迫。シリア戦、イラク戦への意気込みを語った(C)SOCCER DIGEST

 5月28日からシリア戦(6月7日)、イラク戦(6月13日)に向けて都内近郊でキャンプを行なっている日本代表に29日、ケルンに所属する大迫勇也が合流した。
 
 初日とあってランニング中心のメニューをこなした大迫は、約3か月ぶりの代表練習に「やっぱり走るなと。予想通りの内容でした」と、笑顔を見せた。
 
 日本代表では11月のオマーン戦でスタメンの座を勝ち取ると、その後の最終予選・サウジアラビア戦、UAE戦でも先発出場を果たした。さらに所属するケルンでは欧州では自己最多となる7ゴールを奪い、チームのヨーロッパリーグ出場権獲得に大きく貢献。ただ、この1年の結果には満足していないと話す。
 
「正直もっと点がほしかった。FWはふた桁を取らなくちゃいけないと思う。今シーズンはあと代表戦しかないので、結果を残したい」
 
 もっとも、ドイツでの4年目は収穫もあった。ブンデスリーガの得点ランキング3位となる25ゴールを奪ったアントニー・モデストとコンビを組めたことだ。フランス人FWから学べることは多かったという。
 
「ゴールのためにパワーを溜めておく。彼は割り切ってやる選手なので、上手くさぼりつつ、ゴール前に100で行けるようにしている。それを少し頭に入れることも大事だと思う」
 
 シリア戦、イラク戦へ向けては、「ゴール前に入る回数を増やすこと。あとはシュート意識を普段以上に持つこと。ゴールに向かっていく姿勢を見せたい」と力強く語る。
 
 ドイツで進化を続けるストライカーは、成長した姿を再び見せてくれるのか。そのパフォーマンスに期待したい。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
【日本代表PHOTO】シリア戦、イラク戦に向けたメンバー25人
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