【J1展望】広島×磐田|不調の広島、負傷者続出の磐田。試練を迎える2チームで勝利を掴むのは?

2017年05月26日 サッカーダイジェスト編集部

広島――最終ラインからのビルドアップ精度が戻れば…。

故障者/広島=佐々木、茶島、川崎 磐田=中村俊、山本、藤田、太田
出場停止/広島=なし 磐田=なし
U-20W杯による欠場者/広島=なし 磐田=小川(負傷により離脱)

J1リーグ第13節
サンフレッチェ広島 – ジュビロ磐田
5月27日(土)/14:00/エディオンスタジアム広島
 
サンフレッチェ広島
今季成績(12節終了時):16位 勝点9 2勝3分7敗 11得点・19失点
 
【最新チーム事情】
●6試合ぶりの勝利でC大阪戦の大敗のショックを一部、払拭。
●最近5試合で8得点。得点力は向上中。
●皆川が木曜日の紅白戦で2ゴール。自信が漲っている。
●負傷でU-20日本代表を離脱した森島司がフルメニューを消化。
 
【担当記者の視点】
 攻守に問題が噴出している。まずは守備だが、直近5試合で11失点、完封がわずか1回というかつての広島では考えられない状態だ。攻守両面での建て直しを早期に実現できなければ、甲府戦勝利の余韻は一瞬にして消え去るだろう。
 
 組織が崩れているというより、個々に改善すべき点がある。球際への厳しさ、寄せの激しさ。ヴァイッド・ハリルホジッチ日本代表監督がいつも繰り返す「デュエル」で、自分たちの本当の姿を忘れていたことが、低迷の大きな要因となっている。ただ、森崎和幸の復帰によって上方修正されつつある。
 
 一方の攻撃では、ビルドアップのミスから何度も攻め込まれている拙い試合運びが目に付く。甲府戦での失点も、後ろでのつなぎにミスが出て喫したもの。自滅からカウンターを食らうシーンも見受けられる。
 
 C大阪戦での大敗の要因となったビルドアップのミスが修正されてようやく、広島は復活への足がかりを掴める。今節はその試金石となるはずだ。

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